GEMAがドイツ国内のクラブとの協定を提出

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  • 詳細は不明だが、現時点で、アーティストに支払われる楽曲使用料が“穏やかに”値上げされるということが分かった。
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  • 全詳細はまだ明らかにされていないが、GEMAが2012年に提出し、ベルリンのエレクトロニックミュージック・コミュニティから激しい反発を受けた新たな楽曲使用料よりも低い金額で合意したことが分かった。Der Spiegel報じるところによると、協定は先週合意に達したと見られる。German Association Of Music Event Organizersの代表Ernst Fischerは、Der Spiegelのインタビューで、クラブ側に要求される楽曲使用料は“穏やかに”値上げされることで決定したと明かした(GEMAは当初、数カ所のヴェニューに1,400%の値上げを要求していたと報じられていた)。またDer Spiegelの記事では、クラブを対象とした長期間に渡る値上げは29%から64%の間で行われるが、短期的な値上げとしてこれよりも低いパーセンテージで合意したと述べている。尚、この新料金は、2014年1月1日から施行される。 GEMA問題は、ここ数年ドイツのクラブシーンに暗い影を落としている。最近では2012年8月に、国内のいくつかの人気クラブがGEMAの要求が原因で閉店の危機に追い込まれ、ドイツの各都市ではデモが行われたほか、30万人以上からの反対署名が集められた。 GEMA問題とその歴史についての詳細は、今年4月に掲載したLuis Manuel GarciaによるRA特集をご覧頂きたい。
RA