RP Booがジャパンツアーを開催

  • Published
    Mon, Nov 11, 2013, 07:40
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    Tomoko Naoshima
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  • フットワークのオリジネイターが大阪と東京に登場
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  • ここ最近大きな盛り上がりを見せているジューク/フットワークシーンの重要人物、RP Booの来日ツアーの詳細が発表された。 シカゴ出身のRP BooことKavain Spaceは、多くのジューク/フットワークのパイオニア達と同様、シカゴハウス/ジュークの伝説的なダンス一派House-O-Maticsの洗礼を受けたアーティストだ。そして、ゲットーハウスのパイオニアDJ DeeonやDJ MiltonからはDJを、DJ Slugoからはプロデュースを学び、1997年に彼が制作した"Baby Come On"は現在フットワークと呼ばれるスタイルを固めた最初のトラックとなった。そして1999年に作られた、ゴジラのテーマをチョップしたゴジラトラックこと"11-47-99"はシーンのアンセムとなり、数多くのフットワークのトラックに共通する、無秩序にシンコペートするリズムパターンはRP Booのトラックに起因すると言われている。今年5月には、自身初のソロアルバム『Legacy』をUKの名門レーベルPlanet Muより発表し、フットワークの神髄とも言えるストイックでアヴァンギャルドなダンスバトルのトラックを多数披露した。今回の来日では、11月22日(金)に大阪Circus、23日(土)には新宿Loftへ登場し、ゴルジェやテクノ、ベース、ヒップホップなど他ジャンルとの異種交配によって拡張し続ける国内シーンのアーティストやダンサー達と共演する予定となっている。フットワークの“神”と呼ばれる彼が、ダンスバトルのせめぎ合いから生み出されたシカゴ史上最狂の辺境グルーヴを聴かせてくれるだろう。


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