BrawtherがAmate-Raxiに登場

こんにちは。まずは自己紹介をお願いします。出身地や、影響を受けたもの、それとあなたがここ数年間関わってきたBalanceとChez Damierとの関係性などを教えて下さい。 僕は生粋のパリジャン。そして、ノッティンガムのDIYサウンドや、リーズの伝説的なパーティーBack To Basicsに影響を受けてきたハウスヘッドだよ。 Chezと僕は親子のようであり、師弟のような関係さ。信じてもらえないかもしれないけど、出会いのきっかけはMySpace。その後のことは他のインタビューを読んでもらえればわかるよ。彼は、彼のレーベルで僕のやりたいようにやらせてくれた。彼のお目にかかって本当に光栄だと思っているし、感謝してるよ。彼のことが本当に大好きなんだ。 最近はヨーロッパで、My Love is underground（以下MLIU）やDungeon Meatなど積極的にレーベル活動を行っていますね。これらのプロジェクトについて、そしてその活動の今後の展開について教えて下さい。 Dungeon Meatは僕の新しいレーベルで、今1番力を入れているプロジェクト。Back To BasicsのレジデントTristan Da Cunhaとタッグを組んで制作活動をしていて、同名のレーベルを立ち上げたんだ。僕たちの最初のトラックがちょうどMLIUから出たところで、僕たちのレーベルからの第1弾リリースは11月の予定。Hard TimesのレジデントBlunt Instrumentの作品で、まさにダンジョンから生まれたような激ヤバの3曲が収録されているよ！ あなたはジャパニーズ・ハウスのスペシャリストだと伺ったのですが、本当ですか？ジャパニーズ・ハウスを好きになったきっかけや、そこからどんな影響を受けたのか教えてもらえますか？ オールドスクールなJ-Houseは、僕の中に秘められた情熱なんだ、僕は自分のことをオタクだと思っているからね。日本人本人達すらそんなに知らないレコードだって持っているよ。たくさんのことに影響を受けてきたけど、ただ単に、シーンの黎明期に生まれた作品を聴いて、ネイティブになったような気分を楽しんでいるだけなんだ。正直言うとこんな趣味を持っているのは僕だけなんじゃないかって結構寂しくて、日本にいるレコードコレクターと知り合いたいと思っている。もしこのインタビューを読んでいる人の中で、日本に住んでいるレコードコレクターやディガーを知っている人がいたら是非紹介してほしい。レアな日本のレコードを持っていたり、コレクションの中に素晴らしいレコードを眠らせているようなおじいちゃんコレクターがいたら、お金は出すから是非買わせてほしい。もちろんトレードでも大丈夫だよ。何かいい情報を持っている人がいたら、僕のFacebookかSoundCloudに連絡して下さい！ では、現在の日本のハウスシーンについてはどう思いますか？誰かコラボレーションしたいなと考えているアーティストはいますか？ 今1番気になっている日本人アーティストはSai。最高のアンダーグラウンド・ディープハウスだ、もしまだ知らない人がいたら絶対聴いてみた方がいいよ。実は、彼の未発表曲を4曲もらっていて、2014年に僕のレーベルからヴァイナルでリリースする予定なんだ。僕の新しいレーベルから彼の作品をリリースできるなんて、本当に光栄だよ。 DJとして1番思い出に残っているクラブでの出来事は何ですか？ 答えにくい質問だね… 去年のADEでSlapfunkのパーティーに出演したんだけど、そこでJeremy Underground ParisとやったB2Bセッションはだいぶキテたね、その場のヴァイブスもヤバかったし。自分だけじゃなく、その場にいた人達全てが同じように楽しんでいたよ。 ソロとしては、この間Cirocolocoのパーティーで、DC10のテラスでプレイしたんだけどそれもすごくよかった。 11月9日のギグではどんなことを楽しみにしていますか？ 今回のパーティーは、僕の友達のAlix Zerdが主催するパーティーJazzy Couscousの1回目の開催なんだ。そんな記念すべきパーティーに、あの福富幸宏さんと一緒に出られるなんて本当に幸せだよ。ちなみに知らない人に説明しておくと、彼は日本のハウス黎明期からずーっと活動を続けているプロデューサーのうちの1人で、僕は彼のファンなんだ。去年来日した時に彼に会うチャンスがあって、今回ついに一緒にプレイできることになってすごく楽しみにしている。それと、日本にいる仲間達みんなにも会えたらいいな。マタネ！