ロンドンfabricが日本に上陸

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    Wed, Nov 14, 2012, 09:13
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  • Diesel Art Galleryでエキシビションを、WOMBでパーティーを開催
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  • 世界で最も影響力のあるクラブに名を連ねるロンドンのfabricが、11月16日(金)〜2月15日(金)の約3ヶ月に渡り、渋谷Diesel Art Galleryにてエキシビションを開催する。 fabricの13年間に渡るナイトクラブとしての歴史を象徴するポスターやイメージなど、fabricから発表されたアートワークが展示されるという。今回の取り組みは、音楽のパフォーマンスとリリース活動に専念してきたfabricが初めてロンドンを飛び出して、その哲学や精神が視覚的に表現された世界で初の試みとなる。fabricのオーナーKeith Reillyは以下のようにコメントしている。 「日本という確かな審美眼をもった国で、私たちの最初のエキシビションができることに喜びを感じています。かねてより日本文化と、繊細な美を表現する能力に尊敬の念を持っていて、影響を受けているので、そういった経緯からある種の凱旋のように私は感じています。」 なお、会期中は展示作品のほか、今回のエキシビジョンを記念して作られた限定アートブックなどのオリジナルグッズも販売される。 また、今週末11月17日(土)には、fabricのブランディングパーティーが渋谷WOMBで開催される。出演するのは、Poker Flatのボスであり、過去にfabricのミックスシリーズも担当したSteve Bugと、fabricのミュージックディレクターでありレジデントDJのCraig Richards。今回来日に伴い、Craig Richardsへインタビューを試みた。 fabricの外で、fabricの名前を用いた活動を行うのは今回が本当に初めてなのでしょうか? ロンドンにあるレンガのビルを飛びこえてfabricと言う名前を使う試みは今回が初めてだよ。なぜならfabricを他で気持ちよく適切に作り上げる機会が今までになかったからね。今回日本にfabricからもたらすのは、fabricの精神そのもの。僕も含めfabricのサウンドは持っていくし、アートエキシビジョンを中心にパーティーも行うよ。 あなた達がロンドンでやっていることと、今回のパーティー会場であるWOMBは、どのようにフィットしているのでしょうか? Wombはとても良いサウンドシステムを持ったベニューだね。箱の大きさもパーティーのスケールに合っているし、日本での評判から、僕たちは最適な場所だと思うようになったんだ。 あなたはfabricに匹敵するサウンドシステムでプレイしたことがありますか? 僕の意見としては、fabricに匹敵するサウンドシステムは非常に少ないね。音楽の本質を出すサウンドシステムだからね。もちろん僕はよくわかっているから、最大限引き出すことができる。どんなクラブでも、サウンドシステムと音を一番重要なものとして捉え、お金と時間をそこへ費やすことをいとわなければ、素晴らしいサウンドを提供することができると思っているよ。 今回の来日では何をする予定ですか? ギグと睡眠が中心かな。もちろんできるだけ日本食を食べようと思っているよ。日本は間違いなく遊ぶのに一番好きなところだし、WOMBで最後にプレイして以来、久しぶりの来日だしね。 最近気になるアーティストやレーベルを教えてください。 自分のレーベルTHE NOTHING SPECIALにワクワクしているよ。それに7インチシングルのレーベルも設立する予定なんだ。今は特にバイナルだけのレーベルも多いし、それによってバイナルが注目を高めているね。新しいアーティストは常に現れているよ。 今後の予定は? すぐの予定は、創造性の伴うことだね。ペインティングも予定しているし、来年にはショーも行う予定だよ。

RA