DJ Nobu、レーベルBittaを始動へ

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  • リリース第一弾には、沖縄のDJ/プロデューサーIoriのファースト・アルバムが登場。
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  • 昨年10周年を迎えたパーティーFuture Terrorの主宰者であり、DJ/プロデューサーとして国内外で活躍するDJ NobuがレーベルBittaを始動し、その第一弾リリースとして沖縄出身のDJ/プロデューサーIoriの手がけたアルバム『Nexus』が5月にリリースされる。 Prologueをはじめとするテクノ・レーベルから作品を発表すると共に、DJとしても国内外で活躍するIori。彼の初となるアルバム・リリースにして、Bittaからの第一弾目となる『Nexus』には、これまで海外のレーベルからリリースしてきたシングル・トラック7曲と最新トラック3曲が収録され、CDとデジタルで発売される予定だ(現在Future Terrorホームページ上では、アルバムの音源がストリミーング配信中。)。また、5月26日(土)にはLIQUIDROOMにて「DJ NOBU New Label “BITTA” Launch Party “ON”」と題したレーベルのローンチ・パーティーの開催も予定されている。今回メールを介し、オーナーのDJ Nobu氏にレーベルについて、そしてIori氏について特別に話を伺った。
    まず、レーベルBittaのコンセプトについて教えてください。 去年、自分のパーティーのFuture Terrorの10周年を終えて、何か新しい事をやりたくなりました。ここ数年エレクトロニック・ミュージックの世界で起こっている事は自分にとってとても刺激的だし、ここ日本でも自分たちが面白いと感じるような作品を作っているプロデューサーと知りあう機会が増えてきました。もともと日本国内にもダンスミュージックのレーベルはいくつかありますが、どこも自分たちの志向とは少し違っていたので、自分たちのパーティーの感覚を伝えるような音を形にしたい、海外の人達に日本にもこんな音楽を作っている人がいるっていうのを伝えたい、というのがコンセプトというかレーベルを始めようと思った動機です。 第一弾としてIori氏のデビュー・アルバムにもなる『Nexus』がリリースされます。彼をレーベルの第一弾に選んだ理由は? 元々彼の作品はデビュー作の「Galaxy EP」が好きだった事もあって気になる存在だったのですが、2010年の夏に初めて沖縄でIoriと僕の2人で一晩DJをする機会があり、そこでお互いの音楽に対する姿勢やDJに触れて意気投合しました。Ioriは昔ニューヨークにいた時にとDavid Mancusoと一緒に住んでいたような男で、僕もファンクやソウル、ディスコなどが昔から大好きでした。そしてモダンなテクノの感覚でも不思議と共有している部分が多くありました。その時に自分でレーベルをやる時にはぜひIoriの作品をリリースしたい、と思ったのがキッカケです。 5月26日にはLIQUIDROOMにて、レーベルのローンチ・パーティーを開催されるとのことですが、これからレーベルとしての活動はどういったものになっていくのでしょうか?今後のリリース、パーティーなどのプランがあれば教えてください。 CDから少し遅れる形で初のヴァイナルでのリリースをします。僕とIoriの曲をそれぞれ1曲ずつ収録した12インチ作品です。今はまだレーベルを始めたばかりでいわば手探りの状態ですが、他にもリリースしたいアーティストがいます。パーティーは幸運にも自分達と近い志向の人たちがアジアの他の国にもいる事が分かったので、そういったシーンの人たちとも一緒に何かやれたらと計画しています。
    Tracklist 01.Space Intro 02.Bloom 03.Dial 04.Lapis Three 05.Draw 06.Spatiotemporal 07.Magnetic 08.Galaxy 09.Spiral 10.Plateau Iori『Nexus』は、Bittaより5月9日に発売予定。

RA