Jeff Millsがサウンド・トラック『Fantastic Voyage』を発表

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    Thu, Sep 29, 2011, 12:08
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    Resident Advisor
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  • テクノ界のパイオニアが、 1966年のSF名作映画『Fantastic Voyage/ミクロの決死圏』の2枚組オリジナル・スコアをリリース。
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  • Jeff Millsの次回アルバムは、Harry Kleinerによる1966年のSF映画『Fantastic Voyage/ミクロの決死圏(邦題)』のサウンド・トラックだ。 『Fantastic Voyage』は、Jeff Millsお馴染みの、宇宙的で近未来なサウンドというより、人体の中で繰り広げられる作品と言って良い。この映画のプロットは以下の通りだ。冷戦時代のまっただ中、アメリカとソビエト連合が、一時的に物質の大きさを縮小できる技術を開発した。ところが時間の限界を克服する技術を開発した科学者が脳内出血を起こし意識不明になってしまう。彼を救うため、アメリカは医療チームを乗せた潜水艦を縮小して体内に潜入するという、何とも画期的なアドベンチャーストーリーになっている。 「このサウンド・トラックを制作するにあたって、テクノロジーの冷たさを表現しなければいけなかったんだ。」とJeff Millsは語る。「人体という、この世でもっともオーガニックな存在は、テクノロジーなんかよりもずっと優れているのにね。当初からこの作品に必要なサウンドは、宇宙と同じくらい常識から逸脱したものと、僕たちの居る地球上の海のようにオーガニックなものの2つだと思っていたんだ。」 クラシックSF映画を基に作られたアルバムは、映画『Cyborg: 2087』をベースにした『2087』以降2枚目で、 Axis Recordsより2枚組CDとして10月にリリース予定だ。 Tracklist 01. Introduction - Phase 1-3 02. Into the Body (Inner World) 03. What Could That Be? 04. Brace Yourselves 05. Breaking Through the Inner Wall 06. Drift With the Direction of the Flow 07. The Heart 08. Passing Through the Heart 09. Miracle of the Universe 10. Clearing the Vents 11. Wait Until he Exhales 12. Endangered System 13. Blown Away 14. Light from the Outside World 15. What's That Up Ahead? 16. The Loss of Power 17. Suspicion 18. A Enemy Spy Surfaces 19. Laser Surgery 20. Rushing to the Eye 21. Whirlpool (The Only Way Out) 22. CMDIF - Mission Accomplished Jeff Mills『Fantastic Voyage』は、Axis Recordsより2011年10月に発売予定。
RA