Allen & Heathが10年振りにXone DJミキサーの新作を発表

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    Mon, Jun 11, 2018, 05:20
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  • フラッグシップモデルThe Xone:96は2003年以来初のアップデート。
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  • Allen & Heathが、長年待望されていた新作DJミキサーXone:96の詳細を発表した。 2000年代初期にAndy Rigby-Jonesによってデザインされた現行機Xone:92は、正確な4バンドのEQ、アナログフィルター、エフェクトセンドを搭載し、世界中のクラブやフェスティバルのステージで定番ミキサーとして知られている。新製品Xone:96は2003年以来初のメジャーアップデートとなるが、Xone:92に親しんできたDJにもすぐに馴染むデザインだ。もちろん、アナログな設計の部分には多くの改良が施されていて、レゾナントフィルターには、フィルター音がドライブに入って信号化される前にハーモニックディストーションを加えられるクランチコントロールが搭載された(あまり使用されていなかったLFO機能は除外された)。4バンドのパラメーター化されたEQ部分については、概ね変更はなく、ローとハイの周波数を完全カットする機能、2つの中音域を10dbブーストさせる機能がついている。60mmのフェーダーにはコントロールボルテージが組み込まれ、スロープ設定を調整することが可能になった。クロスフェーダーはMini Innofaderが採用されている。 32ビットのサウンドカード2枚がオンボードで搭載され、ステレオの入出力端子は全部で6系統。Xoneを、DJソフトのインターフェースや、複雑なDAWを操作するための強力なツールとして利用できる。TraktorのDVS対応も標準装備されている。デュアルキューイングシステムにより、DJ2名が同じミキサー1台でトラックを準備することができるようになり、バックトゥバックセットもスムースになりそうだ。ステレオセンド2つには3つの周波数をパラメーター操作できるEQが搭載され、キューイングできるリターンチャンネルは4つに。ブース出力には専用EQがあり、MIDI信号はUSB入力端子やリアパネルの5ピン入力端子から入力可能。加えて、Audio Sync Outと名付けられた1/8インチの入力があるが、こちらの機能についてはまだ公式からの詳細説明がない。USBポートなしでコントローラーを接続できるX:Linkポートも搭載された。 Xone:96の価格や発売日についてはまだ発表がないが、今年の後半に発売が見込まれている。
    Xone:96のプロモビデオは以下から視聴可能。
    Xoneについては、RAのスタンダード特集でも詳しく取り上げている。
RA