RolandがAIRAシリーズの新製品TR-8Sを発表

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    Tue, Mar 6, 2018, 04:05
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    Resident Advisor
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  • 歴代ローランド・リズムマシンの遺伝子を受け継いだリズムパフォーマーが登場。
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  • Rolandが、AIRAシリーズの最新製品としてTR-8Sを発表した。 本機は、同社が誇るドラムマシンの名機TR-808をデジタル回路で再現したAIRAシリーズ最初の製品、TR-8の上位モデルとなる。Rolandによると、TR-8Sに搭載されたTR-808、909、606、707、727サウンドは、単なるサンプリングやモデリングではなく、内部では歴代TRシリーズの電子回路が完璧にシミュレートされているとのこと。同社独自のACB(Analog Circuit Behavior)と新開発のプロセッサにより、正確かつ精密に歴代TRシリーズのサウンドを生み出す。また、TR-8Sは膨大なプリセット・サンプルを搭載しているほか、ACBによるリアルなTRサウンドと組み合わせた、個性的なリズム・トラックを素早く作ることが可能。さらにはSDカードからオリジナルのサンプル・サウンドをインポートすることもでき、サンプル・サウンドのチューニングやディケイのコントロール、リバース再生、スピード調整なども可能だ。 16ステップのシーケンサーは、ステップごとに各種パラメーターの値を「モーション」として記録することが可能。8系統のアナログ出力は、インストごとに異なるアウトボードのエフェクトを追加したり、DAWで個別にミックスしたりすることができるほか、独立したトリガー・アウト端子とトリガー専用トラックを装備しており、さまざまな外部ハードウェアとの同期も容易だ。TR-8Sには最大128のパターンを記録可能で、各パターンには8種類のバリエーションと2種類のフィルインを記録することができる。さらに本機は、マルチチャンネル・オーディオ&MIDIインターフェースとしても機能する。そして、エフェクトはパーカッシブなサウンドに最適化されており、各インストにはアサイナブル・コントローラーを装備している。 TR-8Sの製品紹介動画は以下でチェック。
    Rolandは、TR-8Sを2018年3月24日に発売予定。
RA