Published
Thu, Jan 25, 2018, 07:30
- ポストパンク界に多大な影響を与えたイギリスのミュージシャンが60歳で急逝。
イギリスのポストパンクバンドThe FallのMark E. Smithが、60歳で亡くなったことが明らかになった。
バンドマネージャーからの発表によると、Smithは1月24日の午前（イギリス現地時間）、彼の自宅で亡くなったとされている。死因については現時点では明らかとなっていないが、マネージャーは「詳細は数日後に発表する」と語っている。
Smithは、昨年のThe FallのUSツアーを「奇異で稀な病状で闘病中」との理由でキャンセルしていた。
Smithは、The Fallのバンド設立者、フロントマン、そして唯一の固定メンバーとして、40年近く活動を続け、UKポストパンクシーンの最重要人物の一人として数えられていた。同バンドは彼のリーダーシップの下で30枚以上のアルバムをリリースし、相当数のライブを敢行。メンバーの入れ替わりが激しいバンドであり、関わったメンバーは総勢60名以上に及ぶ。Smith自身が手がけた「意識の流れ」を感じさせる歌詞、ウィットに富み、時に怒りを見せたインタビューの数々、ステージでの気さくな冗談や行動などもよく知られている。エレクトロニックミュージックのアーティストとの仕事も多く、中でもGorillaz、Mouse On Marsとのコラボレーションは大きな注目を集めた。