Native Instrumentsが無料&定額制の音楽制作素材サイトSounds.comベータ版を公開

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    Thu, Jan 18, 2018, 07:11
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    Resident Advisor
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  • サブスクリプション型の音楽制作素材サイトがオープン。現在はアメリカ国内のみ利用可能。
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  • Native Instrumentsは、ロイヤリティフリーのループ、サンプル、サウンドパックを提供するサブスクリプション型のウェブサイトSounds.comを新たにオープンした。 Sounds.comは現在パブリックベータ版で、アメリカ国内のみの利用に限られているが、日本でも今後対応予定。独自の検索機能Music Information Retrieval(MIR) アルゴリズムを用いて、ユーザーが必要とするサウンドを提案する。無料枠(Free tier)では、アーカイブから厳選されたサウンドがダウンロード可能で、月額9.99米ドルで使えるプロ用の定額枠(Pro tier)では、50万種類以上に及ぶアーカイブの全音源への無制限アクセスが可能となる。さらにアーカイブには毎日のように新しいサウンドが追加されるとのこと。同社で提供中のMaschine Expansions(Maschine用のループ・サンプル素材)はもちろん、Loop Loft、MVP Loops、Symphonic Distributionなど業界トップのサプライヤーをはじめとした200を超えるクリエーターから提供される音源も含まれている。Sounds.comではログインなしでループ・サンプルの閲覧とプレビューを行え、各サウンドはジャンル、キー、BPM、特徴に分けてタグ付けがされており、簡単に検索することができる。 Sounds.comは、Native InstrumentsのCDO(最高デジタル責任者) Matthew Adellがロサンジェルスから指揮を執る。かつて、2013年にSFXに買収されたBeatportでCEOを務めていたAdellは、昨年、Native InstrumentsのCDOに就任、リミックス音源をマネタイズする企業MetaPopを買収している(Native InstrumentsはBeatportがサービスを始めた当初、Beatportと協業していた)。AdellはニュースサイトのThe Vergeにて、Sounds.comをDAWソフトと連携させるプラグインの開発の計画や、Sounds.comがクラウドベースのサービスである事を語っている。 日本からもサイトの閲覧や音源のプレビューまでは可能な状態だ。
RA