Technicsが同社の“最高級”ターンテーブルSP-10Rを開発中

  • Published
    Fri, Sep 1, 2017, 06:43
  • Words
    Resident Advisor
  • Share
  • オーディオマニア向けターンテーブルが、2018年夏に発売予定。
  • Technicsが同社の“最高級”ターンテーブルSP-10Rを開発中 image
  • Technicsが、最新ターンテーブルReference Class SP-10Rの詳細を発表した。 Technics史上、“最もプレミアムなダイレクトドライブ方式のアナログターンテーブル”である本機は、コアレス・ダイレクトドライブ・モーターや両面駆動のロータードライブ・システム、そして真鍮・アルミダイカスト・デッドニングラバーの3層構造を採用した約7kgのプラッターなどが特徴。SP-10Rは、世界最高レベルのS/N特性(92db)と回転安定性を実現し、ワウ・フラッター(回転ムラ率)は0.015%となっている。また、電源部を本体から独立した別筐体に納めることで、微小なアナログ信号を扱うターンテーブル本体へのノイズ成分混入を防止している。トーンアームやその他の部品については、現在開発中だという。 PanasonicのHi-FiオーディオブランドであるTechnicsは、本日からベルリンで開催される国際コンシューマー・エレクトロニクス展、IFA 2017に、SP-10Rの開発試作機を参考出展する。本機は、世界で初めてダイレクトドライブ方式を採用したターンテーブルであり、世界中のオーディオ愛好家のみならず、BBCなどを含む世界約30カ国の放送局で採用されてきた、SP-10(1970年発売)をアップデートしたモデルとなる。同機の後継機種(SP-10MK2とSP-10MK3)は、'70年代半ばと'80年代初期にそれぞれ発売された。また同社は昨年から今年にかけて、名機Technics 1200のアップデートバージョンとして、SL-1200GSL-1200GRの2モデルを発売している。
RA