Forestlimitが深夜営業の原則的な取り止めを発表

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  • 「素晴らしいパーティーにとって深夜開催が必要条件ではないと思います」東京のベニューが本日声明を発表した。
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  • Forestlimitが、深夜営業を原則的、段階的に取り止めていくと発表した。 2010年に東京・幡ヶ谷にてオープンしたオルタナティブスペース、Forestlimit。キャパシティー90人の小箱として、音楽を中心とした芸術表現のインディペンデントなムーブメントとアーティストをフォローし、東京のリアルアンダーグラウンドシーンを体現する場所として営業されている。今日オフィシャルサイトにて発表された声明によると、2016年6月に施行された改正風俗営業法に伴い、ダンスを含む遊興をさせる深夜営業が法的に認められ警察の認可を受ければその営業が可能となったが、Forestlimitはその要件を満たしておらず、警察からの指導もあり、今後深夜帯の営業を段階的に取り止める方針を立てたという。 Forestlimitの代表であるナパーム片岡氏は、以下のようにコメントしている。「店主個人の感覚は非常に難しいものでした。この舵取りが経営的にも成立するのか未知数な状態であり不安はあります。しかし、現在は感情と思考の整理がつき、深夜帯以外での営業に前向きに取り組んでいこうと考えています。むしろ忘れていた野心を取り戻したような晴れやかで挑戦的な気分の高揚さえ感じます。」 今後は、アフター箱として朝6時からの企画にもチャレンジしたり、深夜はスタジオとしての機能を強化していく他、音楽 / 音響表現以外の芸術表現をより強力にサポートしていくという。「素晴らしいパーティーにとって深夜開催が必要条件ではないと思います。(中略)多用な表現に対しスタッフ一人一人がその役割のなかで真剣に立ち向かい、一つ一つを成功させる事の帰結としてforestlimitという場所そのものが“アートである”状態を目指します」と、ナパーム片岡氏は加えて発言している。
RA