「mp3の時代は終わった」と開発者が語る

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  • ドイツのフラウンホーファーIISが、20年間維持してきた“mp3関連の特許”に関するライセンス契約を終了。
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  • mp3の開発に携わった研究機関が、mp3関連の特許に関するライセンス契約を終了したと発表した。 ドイツのフラウンホーファーIIS(集積回路研究所)による今回の決断によって、様々なメディアがmp3の“死”を指摘したが、AACのようなより高性能のコーデックの登場によって、mp3の存在はかなり以前から廃れてきていた。同研究所が発表したステートメントによると、ライセンシングプログラムは4月23日に終了したという。「過去20年間、デファクトオーディオコーデックとしてmp3に多大なサポートをしてくれた世界中のライセンシーの方たちに感謝します。」 また、ステートメントでは、「より高度な機能のあるオーディオコーデック」が存在するにも関わらず、mp3は依然として「消費者の間では非常に人気」だと指摘している。「しかし、ストリーミングのような最先端のメディアサービス、あるいはテレビ、ラジオ放送では、AACや次世代のMPEG-Hといったコーデックが使用されています。これらはmp3と比較してもかなり低いビットレートでありながら、高機能、高音質を実現します。」
RA