Published
Thu, Apr 20, 2017, 02:27
- シリア人アーティストによる最新作が、Diplo主宰のレーベルより6月にリリース。
Omar Souleymanの最新アルバム『To Syria With Love』が、Mad Decentから6月2日に発売される。
シリアでウェディングシンガーとして活動を開始し、500枚以上ものライブアルバムを発表してきたSouleymanは、ワールドミュージックレーベルSublime Frequenciesからのリリースによって幅広い層のオーディンエンスを獲得した。以来、彼はBjörkやFour Tetとコラボレーションしてきたほか、世界各地をツアーで周り、更に2013年にはノルウェーでのノーベル平和賞コンサートでもパフォーマンスを行った。
現在はトルコを拠点とするSouleymanだが、Diplo主宰のレーベルMad Decentからの初リリースとなる今作では、危険な情勢が続く母国を見詰め返している。レーベルによると、『To Syria With Love』では政治的な内容を排除しており、「国家の現状をかんがみた心痛を感じつつも、彼の国とその国民との感情的なつながり」を強調した作品になっているとのことだ。
Souleyman本人は、「国を離れてから6年が経ち、家を探すことも、愛する人たちについて尋ねることも疲れました。私の心は傷つき、目に埃が入ったような気分です」とコメント。DominoやMonkeytown Records、The Trilogy Tapesからのリリースに続く今作は、Souleymanの音楽が持つ「より複雑なキーボードとテクノの要素」が強調されていながらも、作品全体にダブケとバラディのスタイルを取り入れている。
Tracklist
01. Ya Boul Habari
02. Ya Bnayya
03. Es Samra
04. Aenta Lhabbeytak
05. Khayen
『To Syria With Love』は、Mad Decentより2017年6月2日の発売予定。