SoundCloudがDJとリミキサーも対象にしたレベニューシェア・プログラムを発表

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    Wed, Mar 15, 2017, 03:32
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    Resident Advisor
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  • Soundcloud Premierでは今後、DJ、プロデューサー、オリジナルコンテンツクリエーターに収益が分配される予定。
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  • SoundCloudが、同サイトを使用するアーティスト、レーベルが収益を得られる既存モデルをさらに拡張する。 今回発表された新しいプログラムでは、オリジナルコンテンツ・クリエーターだけでなく、リミキサー、さらには他のアーティストの素材を自身の作品やDJセットに用いるDJに対しても収益を分配していく予定だという。Soundcloudは以前として、配当収益のパーセンテージや、音楽の検出方法、ライセンスモニターの詳細など、同プログラムの内部の仕組みについては不明瞭としたままだが、今回拡張される新たなモデルのアイデアは、オリジナルの作曲家のみならず、他人の知的財産を用いて制作を行うDJやリミキサーも、ストリーミングから収益を得られるというもの。同社の広報担当者はRAに対し、このモデルは「より広範囲に収益が行き届く状況」を作り出すとコメントしている。 このSoundcloud Premierプログラムはまだ初期段階にあり、招待を受けた一部のアーティストとレーベルのみが使用できる状況だ。メジャーレーベルや署名アーティストでさえわずかな収益しか見込めないと非難を受けるApple MusicやSpotifyのような他のストリーミングサービスに対抗する企てとなる。 「クリエーター、アーティスト、権利者に支払われる収益は業界基準との整合生がとれています。On SoundCloud Premierプログラムにおける我々のミッションは、クリエイティビティーが育まれるプラットフォームでありがなら、そこで作品を共有したより多くのアーティストが収益を得られるようになることです」同社は、現在Soundcloud Premierに参加しているユーザー数がどれぐらいなのか、またいつ公開するのかも含め、明らかにしていない。
RA