BehringerがアナログシンセサイザーARP 2600のクローンの開発計画を発表

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    Tue, Mar 14, 2017, 04:26
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  • アメリカのシンセサイザーメーカーのネーミングライツは、現在Korgが所有。
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  • Uli Behringerが、テックサイトGearslutzのフォーラムにまたもやヴィンテージシンセサイザーのクローン開発プランを投稿した。 低価格の音楽機材メーカーとして知られるBehringerのオーナーUli Behringerは、需要の多いシンセサイザーのクローン開発プランを、試作品のデザインが完成する前に同フォーラムで発表することで知られる。今回Behringerは、ARP 2600は「我々の優先リストの上位」に位置すると投稿しているが、現時点で同社は複製する為のオリジナルモデルを所有していないとのことだ。ARP 2600は、1971年代に発表されたセミモジュラーの3VCO機であり、独立したサウンドジェネレーターとキーボードが特徴だ。 現在、ARPブランドの権利はKorgが所有しており、2015年に同社のシンセサイザーOdysseyの復刻版を発表している。(少し前にはKorgが2600の正規復刻版を開発するという真偽が定かではない噂がオンライン上で飛び交っていた。)しかし、2600はMinimoog同様パブリックドメインとなっている為、著作権侵害に問われることなく自由に複製することができるのだ。また、Behringerは、'80年代半ばにイギリスで開発されたアナログ・デジタル・ハイブリッド・シンセOSC OSCarのクローン開発も発表しているという。 Behringerはここ最近、シンセサイザーのコンプリートラインの開発プランで業界を騒然とさせている。昨年11月より前述のフォーラムには、DeepMind 12のデスクトップ・バージョンを皮切りに$400のMinimoogクローン、アナログドラムマシンの開発計画を投稿している。
RA