UKのダフ屋に上限無しの罰金を科す政府案が可決

  • Published
    Mon, Mar 13, 2017, 06:59
  • Words
    Resident Advisor
  • Share
  • 担当大臣は、チケットの大量購入と転売を目的とするボットの悪用により厳しい罰則を取るべきという調査書を採用。
  • UKのダフ屋に上限無しの罰金を科す政府案が可決 image
  • イギリス政府が、イベントのチケットを法外な値段で転売するダフ屋に対し、上限無しの罰金を科す案を発表した。 デジタル経済法改正の一部に組み込まれる新法案では、チケットを大量に購入し、営利目的での転売の為にボットを利用することが法的に禁止となる。 この新たなアンチボット法案は、ウォーリック大学のMichael Waterson教授の調査が発端となった。教授は報告書の中で、チケット販売業者はダフ屋のボット悪用への対策を講ずるべき、さもなくば自社に罰則処置を取る必要があると記している。 文化・メディア・スポーツ省のスポークスマンはBBCの取材に対し、不当利得は「単純に不公平だ」と答えた。また、業界団体UK Musicの代表であるJo Dippleは、BBCに次のように語った。「音楽業界の価値を悪用し、音楽ファンの手の届かないような値段でチケットを転売して多大な利益を得る人間がいます。ボットを禁止することは、ライブイベントにおけるチケット市場を、ライブファンにとってより公平なものにする為の一歩となります。」 Resident Advisorでは2014年に、プロモーターと音楽ファンにとってより公平なシステムを提供すべく、サイト内でのチケット転売サービスを開始した。
RA