Ryuichi Sakamotoのドキュメンタリー映画が11月に公開へ

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    Tue, Feb 28, 2017, 09:40
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    Tomoko Naoshima
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  • 5年間に及ぶ密着取材でSakamotoが「全てをさらけ出した」、彼の音楽的探求を描いた作品。
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  • 日本の音楽家Ryuichi Sakamotoを追った新作ドキュメンタリーが、11月に公開される。 『Lost In Translation』の共同プロデューサーや、Eric Claptonとの『Eric Clapton: Sessions for Robert J』の監督・プロデュースを手がけてきたStephen Schibleがメガホンを取った今作『Ryuichi Sakamoto Documentary Project(仮題)』では、5年間に渡る密着取材の映像を中心に、幼少時代のアーカイブ素材も交えながらSakamotoの音楽的探究を描いていく。Sakamoto本人が「全てをさらけ出した」と語っているように、カメラは2012年に彼が主宰した脱原発をテーマにした音楽イベントから始まり、官邸前のデモ、東北ユースオーケストラとのコンサート、そして中咽頭ガンという病を経て、間もなくMilan Recordsからリリースされる8年振りのオリジナルアルバムの制作現場にまで密着。Schible監督は、今作を通して「音楽的カタルシスを体験してほしい」とコメントしている。 尚、Sakamoto関連のその他のニュースとしては、昨年Alva Notoと共に手がけた映画『The Revenant』のサウンドトラックが第59回グラミー賞の最優秀スコア・サウンドトラック・アルバムにノミネートされたほか(彼にとって3度目のグラミー賞候補入りであった)、今月半ばに彼やNils Frahmが参加したチャリティコンピレーションがUnseen Musicから登場。4月には"Thousand Knives Of”と"Plastic Bamboo”の2曲がRush Hourから7インチでリイシューされる。 『Ryuichi Sakamoto Documentary Project(仮題)』は、2017年11月に角川シネマ有楽町ほか全国にて公開予定。
RA