MinilogueやMS-20 Mini、Volcaなどの人気製品を手がけてきたエンジニアが、自身のFacebookアカウントにて発表。

髙橋氏のFacebookポストには、彼はKorgの正社員ではなくなるものの、今後は“アドバイザー”として同社に関わっていくこと、そして東京からケルンに拠点を移し、「サウンドとテクノロジーが明確な社会的影響を持つ、新しい場所を探す」と記されている。彼はこう続けている「競争するつもりはなく、正確に言うと自分のメインの職種をシフトチェンジします。同時に、今やスーパーチームとなったKorgの冒険を、未来に導いていけたら。」
投稿の中で、彼は10年間に渡る開発業務を振り返った。同社に勤務してから数年経った頃、彼は同僚とタバコ休憩をしている時に、ポケットサイズでバッテリー駆動のMonotronのアイディアを思いついたという。それは、「シンセサイザーを再び楽しく、エキサイティングで、身近なものにするというミッションの、ほんの始まりだった。」その後彼は、Minilogue、Monologue、Monotribeといったシンセサイザーや、ステップシーケンサーのSQ-1、更には現在6兄弟にまでなった人気シリーズVolcaと、手頃で取っ付きやすいハードウェア機材の数々を生み出してきた。(ちなみに「Volvaという名前は、“人々”や“多数の人”という意味のドイツ語volkから取りました。Volkswagenが“大衆の車”であるように、Volcaは“大衆のシンセ”なのです」とのこと。)更に彼は、Korgを象徴する製品であるMS-20 Mini、そしてARP Odysseyの再開発にも携わっている。
髙橋氏のFacebookポストの全文はこちらからチェック(英文のみ)。
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