TechnicsがSL-1200GRのブラックモデルを発表

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    Tue, Feb 7, 2017, 03:54
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    Resident Advisor
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  • 「我々の最上位機種を、オーディオファンだけではなくプロフェッショナルDJにも使って頂きたい」と、担当役員の小川理子氏がコメント。
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  • Technicsが、同社の最新ターンテーブルSL-1200GRのブラックモデルを発表し、本機のターゲットがDJも含まれているを明言した。 SL-1200Gの低価格バージョンであるSL-1200GRは、今年初めにラスベガスで開催されたCES 2017にてお披露目された。DJ TechToolsによると、ブラックバージョンの機能と仕様はオリジナルのシルバーバージョンとほぼ同様とのこと。また、Technicsは、両モデル共に2017年4月の発売を予定しており、販売価格は$1600になることを明かした。尚、ブラックモデルの販売はヨーロッパ圏内のみになるようだ。 Panasonic社のTechnicsブランド事業担当役員である小川理子氏は、今回の発表の中で、同社のDJカルチャーへの関心を主張した。彼女のコメントは、先月New York TimesにTechnicsのクリエイティブディレクター森下浩充氏のコメントが掲載された後、同社の姿勢が転換したことを示している。森下氏は記事の中でこう語っていた。「我々のコンセプトは、アナログレコードをハイファイで聴くこと。DJも結構ですが、マーケティング上のターゲットとしては少し難しいです。1200を、DJの為のベストツールとしては売りたくない。1200は1200なのです。」 「SL-1200GRとSL-1210GRは、お互いの良い部分を組み合わせています」と、小川氏はコメント。「どちらもモデルも、世界中のTechnicsファンの期待に答えることができるはずだと確信しています。私たちの目的は、この最上位機種をオーディオファンだけではなくプロフェッショナルDJの皆さんにも使って頂くことです。」 Technicsの最新モデルに関しては、RAの対談シリーズThe Hourをチェック。先月の対談には、Create Digital MusicのエディターPeter Kirn、DJ/プロデューサーのDinky、そしてRAのテックエディターMark Smithが参加した。(英語音声のみ)
RA