Princeはフェンタニルの過剰摂取で死亡したことが判明

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    Fri, Jun 3, 2016, 06:25
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    Resident Advisor
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  • 人気歌手の訃報から1ヶ月半、遂に検死結果が発表。
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  • Princeの検死結果で、彼の死因が、現在問題視されているオピオイドの使用と肉体の崩壊に関係していることが明らかとなった。 地元当局が、アメリカ麻薬取締局と米連邦地検と協力して行った調査によると、Princeは数週間前に渡り、鎮痛薬のオピオイドを使用した集中治療を受けていたという。以前お伝えしたように、Princeは死亡する6日前、アトランタでのコンサートから戻る途中で体調が急変し、イリノイ州でプライベートジェットを緊急着陸させていた。Associated Press報じている通り、匿名の情報提供者が「Princeは飛行機の中で意識不明の状態で発見され、その後救急隊員は彼に、オピオイド過剰摂取の疑いがある時に使用する拮抗薬のナルカンを投与した」と明かしているほか、 TMZでは、彼が当時パーコセットという強力な鎮痛剤を過剰摂取していたと指摘している。 現地時間の6月2日午後、CNN報じたように、検死官は今回の死因を「故人が自己投与したフェンタニルによって起きた事故」だと発表した。通常は、癌治療の為に医師が処方するオピオイドの一種であるフェンタニルは、ヘロインの25〜50倍、モルヒネの50〜100倍強力な鎮痛薬だ。 Princhは亡くなる数週間前から、2人の医師(専門家庭医のMichael Todd Schulenberg医師と、カリフォルニアの依存症専門家Howard Kornfeld医師)による治療を受けていたという。後者は、Princeが急死する前日の4月20日に、彼の代理人から診察の依頼を受けていた。また、Schulenbergは4月7日と20日の2回、Princeを診察している。 Princeの体調が急変した際に知らせを受けたKornfeldだが、スケジュールが立て込んでいた彼は息子のAndrewを深夜便に乗せ、ミネソタ州チャナッセンにあるPrinceの自宅Paisley Parkに向かわせた。Kornfeldの息子は医師ではなかったが、彼は当時オピオイド中毒の治療薬として使われるブプレノルフィンを所持していた。Kornfeldは、Princeがエレベーター内で倒れ、911番通報がされた時にPaisley Park内にいた人間の3人のうちの1人だった。
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