Published
Fri, Nov 20, 2015, 11:06
- 完全アナログのユーロラック・コンポーネントのほか、専用のキャリーケースを発売。
Rolandが、完全アナログ・モジュラー・コンポーネントSYSTEM-500のフルスペックを公開した。
今年4月、日本拠点のメーカーであるRolandは、ユーロラック対応のモジュラー・シンセサイザー・マーケットに参入することを発表した。 当初はデジタル・モデル・ユニット（SYSTEM-1mと4つのモジュラー･エフェクト・ユニット）が話題を呼んだが、年内にはフル・アナログ・システムをリリースすると仄めかしていた。その完全アナログ・シンセサイザー、SYSTEM-500の詳細が、ついに明らかとなった。システムは、2基のVCOからなる512に、2基のVCFで構成された521（各ブロックにローパス・フィルターを搭載）、2基のVCAからなる530、2基のエンベロープ・ジェネレーターと1基のLFOを搭載した多目的モジュール540。そして5段仕様のフェイズ・シフターとアナログ・オーディオ・ディレイ、ゲート・ディレイ、LFOを持ったマルチエフェクト・モジュール572の5パーツで構成される。更にRolandは今回、同社史上初のユーロラック・ケースとなるSYR-E84を発表。SYR-E84はSYSTEM-500シリーズをはじめ、ユーロラック対応のあらゆるデバイスを収納することができる。尚、販売価格については現時点では発表されていない。