Published
Wed, Apr 15, 2015, 11:40
- 日本の機材メーカーから、ユーロラック対応のセミ・モジュラー・シンセサイザーSYSTEM-1mとフル・アナログ・シンセSYSTEM-500が登場。
AIRAのモジュラーギアが登場する。
Rolandは先日、"Start Patching"というメッセージと共に予告映像を公開していた。そして本日、エレクトロニック・ミュージックの制作に特化したAIRAシリーズの最新製品として、ユーロラック対応のモジュラーキットの詳細が正式にアナウンスされた。
第1弾リリースとなるSYSTEM-1mは、19インチ・ラックマウント・ユニットとしても使える“セミ・モジュラー・シンセサイザー”。AIRAのSYSTEM-1同様プラグアウト機能を備えている為、同社のSH-101やPROMARSのような他のソフトウェア・シンセを本体内にロードすることが可能だ。また、LEDライトで色分けされた19個のCV/GATE端子を搭載しており、他の機器やDAWと接続することによって、従来のキーボードバージョンのシンセでは不可能だった新次元のセットアップが実現する。
その次は4つのモジュラー・エフェクト・ユニットだ。ビット・クラッシャーのBITRAZER、ディレイ・エフェクトのDEMORA、AIRAシリーズでお馴染みのスキャッター・エフェクトのスタンドアローン版SCOOPER、そしてディストーション・ユニットTORCIDOがラインナップされている。これら全てのユニットは、Mac、PC、iOS、Androidでのエディター・アプリで自由にプログラミングが可能なほか、24bit/96kHzオーディオ・インターフェース機能や、1600万段階以上の解像度を備えた24bitのコントローラーを搭載。また、AIRAリンクに対応しており、MX-1ミックス・パフォーマーともUSBケーブル1本で接続できる。
そして、今回は予告のみではあるが、ビッグニュースが舞い込んできた。Rolandは、年内にも新たなフル・アナログ・システムを発表するとのことだ。SYSTEM-500というその製品は、ユーロラック対応、完全アナログのシンセサイザーとなる。同社は本日ローンチされたAIRA Modularのサイトにて同システムの写真を公開している。尚、こちらのサイトには、本日発表となった新シリーズ全ての詳細が掲載されている。
Rolandについて更に詳しく知るには、RAが同社に迫ったこちらの特集記事をチェックしてみてほしい。