PioneerがDJ事業を売却へ

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    Wed, Sep 17, 2014, 03:26
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  • 米KKR社が来年3月までに約590億円で株式取得
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  • Pioneer社が昨日、DJ事業売却に関する詳細を発表した。 Pioneer株式会社と、米コールバーグ・クラビス・ロバーツ・アンド・カンパニー・エルピー(以下KKR)は昨日、PioneerのDJ機器事業を会社分割の手法で切り出すことにより新たに設立されるPioneer DJ 株式会社(仮称)について、株式譲渡契約を締結し、両者がPioneer DJの株主となることに合意したという。この合意に基づき、KKRは、持ち株会社となるPDJホールディングス株式会社(以下PDJHD)を通じて、Pioneer DJの発行済株式の全てを約590億円で取得する。一方Pioneerは、PDJHDの第三者割当増資を引き受け、一連の取引を通じて、KKRがPDJHDの株式の85.05%を、Pioneerが株式の14.95%を保有することとなる。PioneerのDJ機器事業は、今や業界の定番であり同社の看板製品であるCDJや、ミキサー、コントローラー、ヘッドフォン、スピーカーといったDJ機器の開発、製造、販売を行っており、その圧倒的なブランド力と技術力によって、DJ機器市場においてトップクラスのシェアを有している。また、今夏には新たなターンテーブルPLX-1000を発表したことでも大きな話題を呼んだ。本取引は、関係当局の承認等を前提として、2015年3月までに完了する見込みとなっている。 尚、Pioneerは先週金曜日、ホームAVと電話、ヘッドフォン事業を、日本の音響機器メーカーのオンキヨー株式会社と経営統合することを発表している。
RA