Native InstrumentsがiPadアプリ『Traktor DJ』をリリース

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    Fri, Feb 22, 2013, 06:10
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    Resident Advisor
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  • 人気DJソフトのタッチスクリーン版がついに登場
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  • Native Instrumentsが、人気DJソフトTraktorのiPad版の販売を開始したことを発表した。 DJ用のiPadアプリは市場に溢れているが、長年プロのDJに愛用されてきたプロ仕様のDJソフトウェアで知られるNIの市場進出は、新しい流れを作りそうだ。iPad用のTraktor DJはDJ初心者でも、NIブランドの製品に慣れている上級者でも満足できる造りになっている。ノートPCで普段からTraktorを使っているDJにとってはお馴染みの、Traktorの機能やエフェクトなどは健在だ。 しかし、インターフェイスはタッチスクリーン用に調整されており、スクラッチ、キューやループといった機能は波形を直接触って行う。そしてNIは今回「正確なダウンビート分析」を可能にし、iPadでのミックスをよりスムーズに行える設計を施している。更に、テンポやキーを考慮したアルゴリズムにより、次にかける曲の提案さえしてくれる。 Traktor DJはiOSの機能も有効に活用しており、iTunesとの連動はもちろんこと、通知センターからの「効果的な使い方やコツ」の通知もある。そしてドック端子に Apple カメラ接続キットと Traktor Audio 6か10を接続することで、ヘッドフォンでのモニターや高音質の出力を実現させることができる。スタンドアローンのDJシステムとしてそのままでも使用できる上、Traktor DJはTraktor Proと連結してプレイすることも可能だ。キューポイント、ループなど片方で行った設定は、Dropboxを経由し両方で共有することができる。 新しいテクノロジーに挑戦する事を臆さないRichie Hawtinが、早速Traktor DJで遊んでいる模様を以下の動画からチェック。
    Native Instrumentsの『Traktor DJ』は、App Storeにて¥1700で発売中。
RA