House Of Godが20周年パーティーを開催

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    Fri, Feb 15, 2013, 07:00
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    Resident Advisor
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  • 2月22日に行われる人気パーティーのアニバーサリーイベント目前に、RAがSurgeonに話を訊いた
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  • バーミンガムのテクノパーティーHouse Of Godが、今月で20周年を迎えた。 ミッドランズの長寿イベントHouse Of Godは、1993年の開始以来徐々に人気を博し、世界中から支持されているトップイベントの1つへと成長を遂げた。そして今回、20周年を記念するアニバーサリーバッシュが、同イベントが96年から2004年まで開催地として利用していた、Snow HillにあるSubway Cityという3つのルームに別れたヴェニューで開催される。 House Of God主宰者の1人、Surgeonは「HOGの客層ほどエネルギーを感じるオーディエンスは見たことが無い」と、主張する。2月22日、彼はAncient Methodsと共にルーム1にてプレイする予定であり、Sir Real、Paul Damage、Harvey Lane、Nicky BといったHOGベテラン勢も登場する。ルーム2はジャングル、ドラム&ベース、エレクトロ、ブレイクスが中心となっており、PCMのライブや、DJ-X、Gershwin、Richie Swift、Madjack、Sherwen、DedbeatらのDJが予定されている。ルーム3では、DJ Stackedが中心となり「ウォンキー・ディスコから傷心ソウル」をプレイするとの事。 House Of Godが歩んできた20年を振り返るべく、Surgeonにメールにて話を訊いた。
    House Of Godを始めることになったきっかけは何だったのですか? 90年代前半の当時、バーミンガムにはテクノが聴けるパーティーが無かったんだ。イギリスの他のクラブの話はよく聞くんだが、そこまで行く金がなくて、なら自分達で始めようかという話になった。このDIY精神がHouse Of Godの根底にはあるんだ。 他のイベントには無い、HOGの魅力は何でしょう? そもそもテクノイベントとはどうあるべきなのかを知らなく、他のクラブイベントを参考にしていなかったからHOGは必然的に非常にユニークなイベントになったと思うんだ。HOGの客層ほどエネルギーを感じるオーディエンスは見たことが無いんだ。客がワイルドすぎて、プレイするのを怖がったDJもいるくらいだ。 20年の間でいくつかのヴェニューを渡り歩きましたが、どのクラブがお気に入りでしたか? Digbeth Institute(現The Institute)の地下にあったDance Factoryは本当に思い入れがあるよ。あまりにも客がワイルドすぎて、セキュリティのスタッフは諦めてドアの外にずっと居て、中は無法地帯だったんだ。バルコニーでセックスとかしてるんだぜ。Que Clubでの大規模なパーティーも楽しかったね。 House Of Godはどのように変化していったと思いますか? HOGというよりは、HOGを始めてから色々なクラブでプレイするようになって、俺の個人的な視点は変わったと思う。しかしHOGとは未だに深い縁を感じている。長年の友人に会うのも楽しいし、客も昔から変わらずクレイジーで、多種多様な人々が集まっている。HOGのもう一つの特徴でもあるんだ。始めた当初からのレイヴ精神は変わらず健在だ。 過去へ戻り、1つHouse Of Godパーティーをもう一度体験できるとしたら、どのパーティーを選びますか? DJ Lewis KeoghがゲストだったDance FactoryでのHOGの第一周年記念かな。初めてのゲストだったんだ。HOGはこの時を境に、どんどんビッグになっていったんだ。
    当時のHOGの雰囲気を味わってみたい方は、1995年に録音されたSurgeonのDJプレイがここにアップされているので、是非チェックを。
RA