

先月リリースされた必聴アルバム、EP、ミックスを紹介。
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01
ベスト・アルバム
2017年11月

Kerri Chandler
DJ-Kicks
!K7
Kerri Chandlerが、自身のルーツであるソウルとレアグルーヴを振り返り、フェイバリット・レコードの数々の間をそぞろ歩いた。

Metro Area
Metro Area
Environ Records
過去20年間における最重要ダンス・アルバムの1枚が、待望の再発。

Fever Ray
Plunge
Rabid Records
Karin DreijerによるFever Ray名義の最新作は、セックス、欲望、そしてロマンスをテーマにした、思いっきり奇妙で、時に気味悪くさえあるアルバム。

Rainforest Spiritual Enslavement
Ambient Black Magic
Hospital Productions
Dominick Fernowがダーク・アンビエントにダブの要素を注入した、Rainforest Spiritual Enslavement名義での過去最高傑作。Silent Servantが参加。

Claro Intelecto
Exhilarator
Delsin
常に安定感のあるテクノアーティストが、自身のサウンドのダークな面とライトな面の均衡を取った1枚。

Ben Frost
The Centre Cannot Hold
Mute
Ben FrostがSteve Albiniとコラボレーションし、自身の力強いアンビエント・サウンドを更にマッスル・アップ。

Patrick Cowley
Afternooners
Dark Entries
Patrick Cowleyによるゲイ・ポルノ音楽シリーズ第3弾にして最終作となる今作は、彼のキャリアの中でも最も刺激的で、エモーショナルな作品だ。

M.E.S.H.
Hesaitix
PAN
不気味なアンビエント・スケッチが、奇想天外な実験クラブミュージックと衝突する。

Celestial Trax
Nothing Is Real
PTP
Celestial Traxがイカれたトラップからヒプノティックなドローンまでを描いた、印象的な物語のレコード。

Juju & Jordash
Sis-boom-bah
Dekmantel
Dekmantelのデュオがテクノと距離を置き、彼らのジャムバンド・スタイルのサウンドの過去最高レベルにダンサブルなバージョンを見出した。

Sugai Ken
UkabazUmorezU
RVNG Intl.
『UkabazUmorezU』は日本の音楽と自然、民謡の要素を取り入れ、極めて鮮やかなアプローチのサウンド・デザインで描いたアルバム。

Equiknoxx
Colón Man
DDS
Equiknoxxサウンドが更にパワーアップ。魅惑的なダンスホール・ビーツ、独特なサンプル、頭に残るフック、そしてたくさんのサプライズもあり。
02
ベスト・シングル
2017年11月

Ninos Du Brasil
Animais Soar O Alarme
The Bunker New York
狂気のテクノ・リズム。

Giant Swan
Celebrate The Last 30 Years Of Human Ego
Timedance
ブリストルのデュオによるTimedanceからのブレイクスルーEPは、SuicideとContainerを足して割ったようなサウンドだ。

DJ Fett Burger
Track One
Mongo Fett
DJ Fett Burgerが自身主宰のレーベルMongo Fettから、これまた奇妙なハウスとダウンテンポ3曲を収録したEPをリリース。

Borusiade
Silent
Cómeme
EBMと’80年代のDIYミュージックを取り入れた、Borusiade史上最高にダイレクトでフロア・フレンドリーなトラック。キラー・リミックスも収録。

Regis
The Master Side
Blackest Ever Black
実に5年振りの新作となるRegisが、自身のざらついたブロークン・テクノには、ファンキーな一面もあることを証明した。

Tzusing
In A Moment A Thousand Hits
Bedouin Records
台湾の喉歌、銃声、跳ねるブロークンビーツで構成された、Tzusingのキャリアの中で最も衝撃的なテクノのレコード。

So Inagawa
Airier EP
Cabaret Recordings
So Inagawa最新作は、ビッグなベースラインが響き、朧げなムードの漂う、タイムレスなディープハウスのEPだ。

WK7
Rhythm 1
Power House
Shedは1つのサンプルと少しのドラムがあれば何だってできる。同じヴォーカルと使って3つの異なるトラックを作る彼の技は、正にマスタークラス。

Serena Butler
Konstrukt 007i
Konstrukt
Serena Butlerが『Blade Runner』的SFサウンドをダーク・テクノと融合させ、共通項に新鮮な空気を与えた。

Dimbiman
Iso Grifo
Token
ミニマルハウスの歴史を語る上では欠かせない、ZipがDimbiman名義で1998年に発表したEP。
03
ベスト・ミックス
2017年11月
- Lemna
Horo Vision Podcast 10: Live In Tokyo
アブストラクト・テクノとドラムンベースが融合した、東京拠点のライジングスターによるライブ音源。
- Primary Perception
Mistress Mix Series n.12
Slow Lifeのデュオによる、スムースでクラッシーなハウス。
- Donato Dozzy
Terraforma 2017 Secret Closing Set
Dozzyがドラムンベースのレコードにまで手を伸ばした、Terraforma 2017でのキラーなクロージング・セット。
- Tayhana
i-DJ: tayhana
アルゼンチン人アーティストが、ラテンアメリカのクラブミュージックとは何たるかを紹介。
- DJ Voices
DISCWOMAN 33
要チェックのニューヨーク拠点のアップカマーによる、1時間の滑走するようなテクノとハウス。
- Call Super
Truancy Volume 196
Call Superほど、1つのセットで多くの領域を超えられるDJは数少ない。例えばこのミックスでは、Jeff Mills からMhysa、Kara-Lis Coverdaleまでをフィーチャーしている。
- JASSS
Cashmere Texture Mix #22
Mannequinのアーティストが、Cashmere RadioのTexture Mixシリーズで自身のレンジの広さを披露。
- Rings Around Saturn
Melbourne Deepcast 177
アドベンチャラスで才能あるメルボルンのプロデューサーの、未発表曲満載のセット。
- Björk
Mixmag Cover Mix
Björk初のスタジオ・ミックスは「フルートと空気がテーマ」となっており、Steve Reich、Serpentwithfeet、Lanark Artefaxらのトラックがフィーチャー。
- Haruka
Butter Mix #61
10月のLabel of the monthで紹介したメルボルンのクルーが、Future Terrorのレジデントによる約3時間のハウス・セットを公開。
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