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My Favourite DJ, Volume IV

  • My Favourite DJ, Volume IV

    My Favourite DJ :第4回「日本」

    My Favourite DJはResident Advisorの連載企画で、そのコンセプトは「自分の好きなDJについてDJに語ってもらう」というシンプルなもの。新しい才能、ビッグネーム、ローカルDJなど、どんなDJでも構わないというオープンなスタイルを設け、彼らから幅広い回答を得ようとする企画だ。今回は日本出身のDJたちに焦点を当て、各自お気に入りのDJについて語ってもらった。さて、難しい話はここまでにして、どんな名前が挙がるか見て行こう。




    DJ Sodeyama: Francois Kの音楽の幅の広さと知識から刺激を受けた


    僕が選んだのは、Francois Kevorkian。今の僕のスタイルとは違うけど、90年代から2000年初頭まで本当に沢山聴いたよ。NYハウスを代表するDJでありプロデューサーである彼のプレイは常に進化している。そして毎回驚かされていた。音楽の幅の広さと知識がずば抜けている。当時のNYハウスDJのイメージは、オーガニックでソウルフルなものが殆どだったけど、彼のプレイは違ったんだ。もちろんそういう時間帯もあるんだけど、ピークタイムなんかはテクノそのものだった。ひたすら繰り返されるミニマルな展開に僕は刺激を受けてテクノやミニマルに興味を持ち始めていったんだ。

    カテゴライズするつもりはないけど、一晩のパーティーでハウス、テクノ、テックハウス、ミニマル、ダブ、アンビエント、さらにはダンスクラシックスまで(時にはお経まで、、)聴けるフロアはないよ。それを違和感なくミックスし、観客を魅了し続ける事ができるのは彼くらいしかいないだろう。流行という意味ではない進化と、廃れるという意味ではない退化が混じりあっているDJだ。






    Iori: 僕が思うDJらしいDJ、Claudio PRC

    2011年の静岡の山で行われたruralで初めて体験して以来大好きです。それから何度か共演していますが、毎回安定した芯のあるプレイを再確認するし、自分の持っているレコードでも彼がかけるといつもと違った聴こえ方や印象を感じて毎回驚かされます。イタリアの小さな島出身という所にも凄く親近感が湧き(自分が離島の沖縄出身なので)、普段からの音楽に対する、世界を視野に入れた心持ちにもシンパシーを感じます。

    まだ若いながらも、洗練された、感情を揺さぶるディープでグルーヴィーな選曲。繊細なミックスで構築していき、寄せては返す波の様にジワジワとフロアにうねりを創っていくあの感じにいつも捕まってしまいます。彼の発するフロアーへのエネルギーに、彼の音楽に対する愛情が凄く込もっているのを感じます。彼の真摯なスタイルや性格にいつもハッとさせられ、良い刺激を貰っています。テクノという枠の中でも、アンダーグラウンド・ヒップホップを背景とする黒いグルーヴを感じますし、玄人好みのリズム感覚というか、深くシリアスなだけでなくファンキーで跳ねた部分も押さえていて、様々な側面を観せてくれる僕が思うDJらしいDJなんです。いつもワクワクさせてくれるDJであり、これからもずっと聴いていきたいアーティストの一人です。






    Kez Ym: Theo Parrishのプレイは「これだ」という確信だけを抱かせてくれる

    世の中には色んなタイプのDJがいてそれぞれかっこいいのですが、中でも圧倒的に好きなDJはTheo Parrishです。生々しくも幅広い選曲、そして曲をかける順番とタイミングはシュルレアリストと見紛う程の突飛なブリコラージュであり、それがセットの随所に独特のダイナミズムを創り出し、やがてすべての音がエネルギーの粒子となって体と心に響き続けるある種の恍惚状態にオーディエンスを持っていきます。その音の洪水を浴びながら踊っていると、日常の前後関係という呪縛から解き放たれ、ただそこに最高の音楽と共に在るという状態を体感することによって明日以降の日常を歩んでいくエネルギーと勇気を新たに獲得することができます。彼のセットで踊りに行くといつも余計なものを吹き飛ばして「これだ」という確信だけを抱かせてくれる稀有なDJです。

    また、今までいくつもの場所でいくつかの違うミキサーで彼のDJを聴いたことがありますが、不思議なのはどこで聴いても(ネットラジオでさえ)大概あの生々しい「セオ・パリッシュの出音」になる事です。それは彼がE&Sのミキサーを持ち歩く以前からのことであったと思います。彼の持っているレコードに理由があるのか、独特のイコライジングに理由があるのか、音量のぶっこみ具合が独特なのか、はたまた選曲によってそう感じさせることができるのか。そしてそれを計算でやっているのか、天然で出来てしまっているのか。たぶんそれらの全てが要因なのだろうと最近では考えています。






    Gonno: DJ Nobuのマナーあるプレイを再確認

    影響を受けてきたDJさんは数知れず居るので一人を挙げるなんて、グルーピーじゃあるまいし難しいですよね(笑)。でも良いDJって、ダンスフロアに関して教養というか、ある種のマナーが必要だと僕は考えていて、それは古いレコードを沢山知っているとかそういう事じゃなくて、音楽に詳しくない人達から耳の肥えている人達も感化させて、年齢や境遇の境目を越えて盛り上げてしまうノウハウを持っているDJこそ、国を問わず良いDJだと思うんです。例えばDJ Nobuくんのプレイにはそれが頭でっかちでなく皮膚感覚で音に出ていて、おそらく彼が長年数々のダンスフロアから学んできた感覚なんだろうなと思います。

    先日彼が平日にプレイしていた日に遊びに行って、渋谷の歓楽街のクラブだったから、フロアには音楽に意見のなさそうな、Nobuくんの事も知らないであろう外国人観光客がほとんどだったけど、僕が聴いた序盤はベーシックなハウスミュージックから始まって、最終的にはそんなパーソナリティの全く違うフロアを完璧にロックしていましたよ。素晴らしいDJは基礎体力が違うと再認識した夜でした。






    Satoshi Tomiie: 「B Side Taste」な存在、Hector Romero

    頭に銃口を突きつけられて、僕のお気に入りDJを選べと言われたら、Hector Romeroを選ぶだろうね。彼が僕の友人だからという訳じゃないんだ。Hectorの音楽テイストは素晴らしい。だから彼と一緒にレーベルSaw Recordingsを始動したかったんだ。彼は、僕が言う「B Side Taste」な存在で、誰も知らないようなB面に収録されてある素晴らしい作品を見つけ出す達人なんだ。そういったクールなハウス系トラックを常に持っていて、それをセットの中に組み込むんだよ。彼のプレイにもとてもインスパイアされているし。カメレオンのように空間ごとにサウンドをマッチさせる能力を持っているんだ。それも音に妥協せずにね。

    彼のミックススキルは、本当に素晴らしいんだ。最近ヴァイナルやCDでのビートマッチは注目されないけれど、あんなグルーブのあるセットを生み出せる人はいないと思う。彼のセットの初めから終わりまで、彼のグルーブは常に持続的でいながら飽きがこない。Hector Romeroのサウンドに惚れた理由は、DJとしての創造性と即興性だよ。所謂テックハウスが登場するずっと前から、彼はテクノレコードの数々をマイナス8にまでピッチダウンしてかけていたんだ。ハウス・セットにフィットするようにね。それにはとてもインスパイアされたよ。彼とプレイすると、いつもラッキーだなって感じるんだ。






    DJ Kensei: 同世代のSadar Baharは格別

    かれこれ25年以上DJをやってきて様々なDJに影響を受けてきたけど、ここ最近で一番好きなDJがSadar Baharだね。彼はシカゴ在住の43歳でまさに同世代。同世代と言えばKenny DopeやMark Farinaなどスキルフルでグルーヴィーで抑揚があって、雑食かつsoulを感じるDJがDJとしては好みなんだけど、その中でもSadarは別格だと思う。

    そこにいるすべてのオーディエンスを皆ハッピーにさせ、そして笑顔にすることが出来る本当に数少ないDJの中のDJだよ。彼のDJを聴けばみんな彼の虜になるだろう。ディスコ、ハイテンションなソウルを基調としながらもアフロ、ブラジル、ジャズなどなかなか聴くことが出来ない、本当に幅の広い生音のすばらしい音源のセレクションを7インチも含めすべてアナログでいとも簡単にミックスしていくスタイルは本来のダンスをさせるDJの基本とでも言うべきものであるが、それが一番難しいことなんだ。そして何より人間性もすばらしいんだよ。
    • 文 /
      RA
    • 掲載日 /
      Tue, 7 Aug 2012
    • Photo credits /
      Francois K - Local Japan Times
      Claudio Prc - Naoko Maeda
      Theo Parrish - Rene Passet
      Dj Nobu - Ryu Kasai
      Hector Romero - Cheyenne Bosco
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