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My Favourite DJ, Volume II

  • My Favourite DJ, Volume II

    My Favourite DJ :第2回「オランダ」

    My Favourite DJはResident Advisorの連載企画で、そのコンセプトは「自分の好きなDJについてDJに語ってもらう」というシンプルなもの。新しい才能、ビッグネーム、ローカルDJなど、どんなDJでも構わないというオープンなスタイルを設け、彼らから幅広い回答を得ていこうというわけだ。第2回となる今回はオランダに住むDJたちに焦点を当て、各自お気に入りのDJについて語ってもらう。さて、難しい話はここまでにして、どんな名前が挙がるか見て行こう。



    Estroe: Laurent Garnierの謙虚さが好き

    私が尊敬しているDJ、聴きたいと思うDJの数は本当に多いけれど、1997年に私がDJを始めて以来、一番大きな影響とインスピレーションを与えてくれているDJはLaurent Garnierだと思うわ。昔はパーティーに遊びに行く時の車内で彼のセットを聴いていたし、DJになってからもクラブへ向かう車内で聴いていたの。彼のミックスの中で、一番好きな作品のひとつは、2000年のBBC Essential Mix、あとは『Excess Luggage』ね。今でもたまに電車で移動する時にPPB Late Night Mixを聴くわ。

    現場での彼については、彼がキープしていくセットの流れを尊敬しているわ。徐々にクライマックスへ向かっていく感じで、いとも簡単にドラムンベースやジャズ、ヒップホップをかけて、そこからゆっくりとテンポとテンションを構築していくの。エフェクトをいじってクライマックスを作るんじゃなくて、選曲で作っていくのね。音楽そのものを活かしていくのよ。あとは、内向的で謙虚な感じが好きね。彼のプレイ中の姿は本当に音楽に没頭しているから、見るのが楽しいわ。数多くのDJが名声を求め、そして観客から注目を浴びたいと思っているこの業界で、Laurent Garnierは常に新鮮だし、いつも通りでいてくれる。私のDJにも同じようなものを感じてくれるといいわね。






    Tom Trago: Aardvarckのプレイは5年間聴いていないが、未だに彼がベスト

    誰か1人というのは無理だけど、スポットライトを当てたいと思っているDJなら1人いる。それはアムステルダムのオールジャンルキング、Aardvarckだ。Rednose Distriktのメンバーだけど、ソロのDJ活動もしていて、25年間ノンストップでDJをしている人物だね。ここ5年ほど彼のプレイは聴けてないけど、「I love vinyl」というステッカーが貼られたラップトップと、最高のセレクションから繰り出されるミックスはどんな観客でもコントロールできるんだ。

    僕が一番驚かされるのは、縦横無尽なんだけど、決して支離滅裂にはならない彼のプレイスタイルだね。プレイするのが不可能なトラックを持ち出して、それを最高のタイミングでかけることでその夜のハイライトにしてしまうんだ。彼は度胸があるんだろうな。観客を多少引かせることを恐れないんだ。そしてその後で新鮮な音楽をプレイして彼らをノックアウトするのさ。彼はいつでも音楽を一番大事に考えていて、自分のキャリアのことは二の次だ。正真正銘のテクノアルバムを多数リリースしているのに、今でもD’angeloなんかをかけて大箱のオープニングを務めたりする。あと彼はプレイする全てのトラックを自分でエディットするんだ。あるトラックの中盤が気に入らなければ、そこは削除しちゃうのさ。縦横無尽な選曲と、素晴らしいアピール能力、そしてスピード感あふれるDJスタイルは僕に大きな影響を与えているね。

    つまりさ、誰だって自分の好きな曲だけをかけたいって思うはずだけど、Aardvarckはそれを実行しているDJってことなんだ。






    Delta Funktionen: I-fのオンラインミックスに夢中

    素晴らしいDJというのは、僕が聴いたことのない曲をかけて、ありえないような組み合わせから凄いミックスを繰り出せる人物だと思う。その意味でI-fは達人と言えるだろうね。CBSラジオで彼がプレイしていた頃からファンだった。彼のラジオ番組は、オランダの様々なシーンを紹介してくれたから、僕にとっては凄く重要だったんだ。実際彼のプレイは2回しか聴いたことがないから、そういう意味では彼を選ぶのは少しおかしいかもしれないけど、選曲、そしてセットの中でダークなムードからゲイに受けるような明るいムードまで演出できる能力は素晴らしいから、僕のお気に入りのDJだ。

    彼がオンラインにDJミックスをアップするたびに、僕は毎回チェックするよ。何故なら誰も知らない、誰も持っていないレコードをプレイしているからね。彼はただプレイするじゃなくて、上手にレコードを組み合わせてそこから圧倒的な何かを生み出すんだ。そしてミックスの真髄はそこにあると僕は思っている。






    June Miller: Loxyに敬意

    俺たちが出来の悪い頭を何時間かひねった後、ある人物の名前が会話の中で何回も登場してきた。彼は俺たちをドラムンベースに導いてくれた人物で、俺たちをずっとサポートしてきてくれた人物さ。そう、Jedi Knight AKA Loxyだ。

    Loxyは昔からドラムンベースという計り知れない程巨大な氷山の頂点に難なく居続けている人物だね。シーンには流行、変化、変動、革新… 色々あるけれど、20年以上のキャリアを通じてずっとその頂点に居続けているのは凄いよ。水晶玉で未来を予測しているのかも知れないな!

    音楽、そしてDJってのは、最も誠実な形で物語を語ることだと思う。自分たちのメッセージを伝えて、自分が聴きたい音楽をかけて、観客を圧倒するんだ。簡単だと思うかも知れないけど、普通の奴らにはできないことだね。でもLoxyはまるでマーベルコミックの超人みたいにあらゆる状況でもそれをやってのけるんだ。もしかしたら彼はウルヴァリンなのかも知れないな! 彼は糸1本で観客1000人を操り人形みたいにコントロールするのさ。彼の確固たるアンダーグラウンドなスタイルとジャンルをまたぐ影響力が、彼が俺たちの中で最高の存在でいる理由だよ。Loxyに敬意を表すよ!






    Jordash from Juju & Jordash: Move Dのパーティーは最高

    David Moufang(Move D)が特に目新しくもないチョイスだってことは分かっているけれど、本当に彼のことが好きなんだ。その理由は、彼の出演するパーティーみたいなパーティーは他にはないからなんだ。男ならではのパワーというわけでもないし、激しいグルーヴというわけでもないし、知性に訴えかけるというわけでもない。愛だよ。甘美な愛があるんだ…。Move Dのパーティーで踊っていると愛を感じることができるし、フロアを見ればそれがわかる。それは女性も同じさ! Move Dのパーティーは男のオタクの集まりみたいなパーティーからは一番遠い場所に位置しているね。彼はオタクが喜ぶようなレコードをかけるかも知れないけど、フロアはポジティブな色気、そしてセックスのムードに包まれているんだ。

    彼のDJは僕のDJとも全然違う。これが彼を好きなもうひとつの理由だね。プレイするレコードを全て自分のものにしていて、パーティーでは幅広い音楽の中から完ぺきにフィットする選曲をし続けていく。本当の職人だと思う。






    For Julien Chaptal: Maayan Nidamは魔法を知っている数少ないDJの1人

    お気に入りのDJはいないというか、むしろ沢山いる。誰かを選ぶのは間違っているとさえ思うけれど、今回誰かを選ばなければならないということで僕が選んだのはMaayan Nidamだ。彼女のプレイは、彼女がアムステルダムに住んでいた頃から数週間前に至るまで、何度も聴いている。彼女は僕をずっと楽しませてくれているDJだけど、理由は時々わからなくなるね。ミックスのスキルが高いからでもないし、プレイするレコードでもない。つまり、彼女は特定のDJが知っている特別な魔法をかけることができるDJなんだ。

    数年前のADEでMiss Fitz名義でプレイしていた時の彼女のフロアのコントロールの仕方は、僕が今まで殆ど見たことがないものだった。様々なトラック、スタイル、ダイナミクスを用いて、観客が聴いたこともないメロディーへ彼らを誘っていった。最初のレコード数枚で僕も完全に持って行かれたね。素晴らしいDJってのは、ジャンルの壁を越えることを恐れないで、セットの中にいくつかのジャンルやスタイルを持ち込むことができる人だ。少なくとも余裕を持ってレコードを選んで、その場に適したヴァイブを生み出せなければならないと思う。最近はそれを忘れているDJが多すぎて、ありきたりのセットを聴くことが多いよね。でもMaayanは彼女のレコードバッグから取って置きのレコードを取り出して、夜から朝へと更に観客を導いていくんだ。彼女はブースの中の真のマラソンランナーだね。






    I-f: Loud Eに出会うまで自分の知らないレコードは殆どないと思っていた

    1人だけを選ぶのはいつでも難しい作業だが、今回選んだのはLoud Eだ。彼は2002年にCBS(Cybernetic Broadcasting System)へミックスを送ってきたのが最初で、そこからステップアップしていった。その理由は彼のミックスと選曲だ。彼は本当に特別な存在だ。あらゆる状況に立ち向かえるものだと思う。まさにミックスのアートだろう。様々な感情が盛り込まれていて、そして全く周りを気にしない。彼のレコードは誰もかけないレコードだ。フリーマーケットから拾ってきた誰も聴いたことがない7インチみたいな奇妙なレコードをかける。俺たちは全員「全てのレコードを聴いた」と思っていたんだが、とんでもない間違いだったってことだ。分かるだろ?

    彼はビルドアップの仕方を良く知っている。しばらくは一定のスタイルでプレイして、そこから一気に加速していく。ラジオのミックスも聴いたら踊らずにはいられない。前回一緒にプレイしたのはアイントホーフェンのSTRPの巨大なステージだった。俺は自分たちの音楽は小さなクラブやオールドスクールなディスコが最適だと思っているけれど、ああいう大きなステージでも彼はやってのけた。ストレートな4つ打ちのテクノやハウスは誰でもプレイできるけど、ディスコは変化があるし、ドラムなんかが左右にパンニングされる。それでも彼は気にしない。彼はひたすらロックするのさ。






    Melon: DJ Harveyが評判に違わぬプレイをしたことが嬉しい

    自分が一番好きな音楽をかけているということは、他の人には出来ない自分だけの味があるわけで、つまり自分のお気に入りのDJには自分自身を含めるべきだし、自分も彼らと同じ立場だと思うべきだと俺は常々感じている。でも自分にインスピレーションを与えてくれるDJとなると話は別だし、回答するのは凄く難しい。例えば最初にRon Hardyの初期のミックステープを聴いた時はぶっ飛ばされたよ。でも実際に彼のプレイを聴いたわけじゃないから、これはフェアな選択とは言えない。あとは友人のDoc MartinやRicardo Villalobosにも触れておかなければならないだろう。でも、1番となるとDJ Harveyだ。理由は沢山あるけど、基本的には彼が子供の部分を失っていないという部分だよ。彼は常にフロアを誰も思いつかないような方法で驚かせようとする。去年初めて彼と一緒にプレイしたけど、周りの評価と違わぬプレイを見せてくれたレジェンドを聴くことができて本当に嬉しかったよ。






    Serge: 考え抜いたあげく、Jeff Millsをチョイス

    俺のお気に入りのレコードは何かという質問なら、すぐにクラシックを数枚ピックアップすることができる。でもDJとなると難しい…。沢山のDJに魔法のような時間を与えてもらったけど、素晴らしい一晩を与えてくれたからというのを理由に選ぶのはどうも気が引ける。というのは、そのDJが大きなステージで良くないプレイをしたり、ファンだけのためのダメなプレイをしたりする時があるからだ。あと新人のDJに関しては、彼らが時間の経過と共にどうやって成長していくのかをまずは見届けたい。

    誰を選ぶかという話だが、アムステルダムのDJ Dimitriは90年代初頭に凄く大きな影響を与えてくれたDJだ。デトロイトテクノとハウスを絶妙のタイミングと最高のテクニックでプレイしてくれた。良く知られていないB面のトラックから、ビッグチューンまで絶妙のタイミングでかけていた。でもその後彼はダブにのめり込んで、4つ打ちへの情熱を無くしてしまった。あとはI-fも名前を挙げるべき人物だ。彼のドライブ感溢れるプレイと独特の選曲は面白い。「妥協しない」プレイ故に時々それが仇になる時もあるが、好調の時は最高のプレイをしてくれる。DJ Assaultも最初に何回か聴いた時は言葉を失った。DrexciyaやCybonix、D.I.E.をクラシックなエレクトロや俺が聴いたことのないトラック(彼自身のトラック)とミックスしていた。ああいうプレイを彼のようにエネルギッシュにプレイするDJは今まで聴いたことがない。でも彼が「Trax 2 Make Ur Panties Wet」をリリースする前に、俺が興味を失ってしまった。Laurent Garnierもリストアップできる。素晴らしいDJだ。ただし、I-fやTheo Parrishのような魔法の時間を彼から感じることはなかった…。彼は場所や時間を問わずに素晴らしい仕事をするDJだろう。非常に機能的且つ先鋭的なプレイをしてくれるはずだ。でも彼のようなプレイをできるDJは他にもいると思う。

    さて、Jeff Millsだ。初期のThe Wizard名義の彼は、DJ Assaultの原型みたいなDJだった。ジャンル関係なく素晴らしいトラックを、今まで誰もやらなかったスタイルでプレイしていた。ゲットースタイルに独自のスタイルを組み合わせた、テクノが生まれる前からテクノなDJだった! その後Jeff Millsに名義を変更して、いわゆるテクノのゴッドファーザーとしてみんなが知っている活動を始めた。彼のDJには独特のファンクが詰まっている。長年に渡ってDJプレイと制作において、スタイルとテクニックの実験を積み重ねて、音楽を前進させようとしている。彼のかけるトラックは限定されているが、機能性よりもスタイルで選びたい。だから俺にとってはJeff Millsがナンバーワンだ。
    • 文 /
      RA
    • 掲載日 /
      Fri, 6 Apr 2012
    • 翻訳 /
      Tokuto Denda
    • Photo credits /
      Estroe - Christoph Voorn
      Laurent Garnier - Matt Cheetham
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