DLSK - Subterraneans EP

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  • Daniel Stefanikはダンスフロアがどのように機能するのかを分かっている。機能的なハウスを10年以上作り続けている彼には、無駄のないハウスを好むDJに向けて楽しい音楽を作る特別な才能がある。しかし同時に、ドイツ人の彼が作るトラックはメロディアスで、幅広い層に届く魅力が備っており、Ed Davenport、Marco Resmann、Rareshなど、あらゆる人たちにプレイされている。2005年にデビューして現在にいたるまで、Stefanikは約20のソロ作品で一貫して本名を名乗っており、別名義を使ってこなかった。そのため彼が新名義DLSKで初めてリリースする本作は大事件だ。昨年11月、「Subterraneans」と名付けられたEPがRaum...musikに到着した。本作では、伸び伸びとしたStefanikが突出した音楽性を微細な展開のハウストラックに程よく含ませている。 収録トラック2曲のエネルギーにはかなりの差があり、それぞれツールトラックとして使い方がかなり異なってくる。"Sense Of Doubt"はとりわけトリッピーだ。トラックの中心に据えられた挑発的で長めのシンセサウンドは、13分間の尺の大部分に渡って出入りを繰り返す。意欲的な内容だが押しつけがましくはなく、パーティー終盤のまどろむレイヴァーたちに魔法のような効果を発揮する光景が容易に想像できる。ドラムパートに焦点が当てられた"Subterraneans"はかなりバウンシーだ。がっしりとしたベースラインと効果的なパーカッションによって構築されている。パーティーが盛り上がっているときにぜひともプレイしたいトラックだ。
  • Tracklist
      A Sense Of Doubt B Subterraneans
RA