Harvey Bassett - Pleasure / Police Edits

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  • 熱烈なコレクター、たまにチェックする程度の人、そのどちらであっても、多くのレコードファンにとって、Havvery Bassetの再発盤が嬉しいニュースであることは間違いない。DJ Harveyによる新たなエディットものレーベルExtended Loveから届けられた1枚目は、イギリスのバックカタログの中で人気の高い珠玉の名曲2曲を収録している。1曲目は、1977年にLoftでヒットしたPleasureによる"Joyous"だ。この元気いっぱいの長尺エディットは、元々、2004年にリリースされていたものだが、2曲目のThe Police "Voices Inside My Head"は、Ashley Beedleと共にリワークされて2013年に発表されている。 原曲よりも4分間拡張された"Joyous"は、まさに「DJ Harveyのエディットと言えばコレ」なサウンドになっており、引き伸ばしたディスコループ、壮大なサックスソロ、がっしりとしたキックが巧妙なミキシングを通して追加されている。トラックの中盤まで、Sherman Davisによる必殺ボーカルが入ってこないにも関わらず、前半部分は非常に活き活きとしてダンサブルで、Davisの不在が気にならないほどだ。2004年にプレスされた盤がDiscogsで50ポンド(約8000円)の値が付いているのも納得できる。"Voices Inside My Head"のエディットが最初にリリースされたのは、2年前のレコードストア・デイでのこと。BeedleとBassettの2人は、素晴らしくなめらかなクラブファンクの要素を巧みに織り交ぜて、Sting率いるPoliceが生み出したポップクラシックをスムーズなトラックへと仕上げている。ゆったりとした生パーカッションと轟く低域を用いることで、元曲のイメージに左右されることなく、意識を吹き飛ばしてくれるであろう強力なトラックだ。
  • Tracklist
      A1 Pleasure - Joyous (DJ Harvey Re-Edit) B1 Police - Voices Inside My Head
RA