Lamar Thomas - Feels So Good Inside

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  • Lamar Thomasは、70年代にミュージシャンのために曲を書いてマイナーヒットを出したことがある人物だ。彼が曲を提供した中には、Johnny Bristolのようなソウルミュージックのアイコン的存在も含まれている。80年代になると、彼はメジャーレーベルMCAと契約を交わしたが、デビューシングル「Feel So Good Inside」はプロモーションとディストリビューションがしっかりと行われず、不遇の扱いを受けた。 それから35年、フランス人レコードコレクターWaxistが、この過去の過ちを正すため、今回のシングルを再発することになった。埃に埋もれてしまったソウルミュージックを探し当てることで評価の高いWaxistは、今回の再発を手掛けるには絶好の存在だ。その中でも、彼が得意としているのは無名のジャマイカ産ディスコを掘り当てることで、ブーギークラシックであるSurfaceの"Falling In Love"(レゲエバージョンのリエディット)を、Waxistが先日Golf Channelからリリースしたことは、彼のディスコオタクぶりが如実に表れた出来事だと言えるだろう。今回、Waxistが"Feel So Good Inside"をリエディットしたとクレジットされているが、実際のところ、彼がやったのは、尺を数か所引き伸ばしているくらいだ。しかし、それがこのトラックに対して最も適切なアプローチだと思う。元曲では、最高にファンキーな演奏と、たまらなくセクシーなボーカルが収められていたが、過度にアレンジを加えてしまっては、素材が台無しになってしまうからだ。"Take Me To (New York City)"も、Temptationsスタイルのアップテンポなソウルナンバーに仕上がっていて素晴らしい。ただし、本作で一番アツいのは、やはり"Feel So Good Inside"だろう。最近、ディスコの再発が多過ぎる気もするが、本作のように素晴らしい企画であれば、何ら不満は無い。
  • Tracklist
      A1 Feel So Good Inside (Extended Waxist Edit Mix) B1 Feel So Good Inside B2 Take Me To (New York City)
RA