Paul Simon / Global Communication - Ame / Ripperton Edits

  • Published
    Apr 3, 2013
  • Words
  • Label
    PHILOMENA08
  • Released
    January 2013
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  • Paul Simon "Diamonds on the Soles of Her Shoes"をÂmeがエディットを施したこのヴァージョンにおける祝祭的瞬間は、その音楽自体と同じくらいに意義深いものだ。このトラックはInnervisionsがADEでのBoiler Room出演時 、DixonとÂmeのB2Bでプレイされ話題をさらった。Simonによる哀愁にみちたヴォーカルが4時間にも及ぶセットの最後を飾り、画面いっぱいに降り注ぐ羽毛にクラウドは包まれていた。 Âmeによるエディットは、オリジナルが持つある種の厳格さから心地よいスマイルを引き出してみせている。Simonの語り口調と捩じれた音像はゴムが跳ねるようなベースが醸し出す軽やかなムードの中で彷徨い、ジェントルなリズムとウッドブロックがオーガニックなパーカッシブさをキープしている。時折そこかしこで鳴っているシェイカーは最後には大団円的なチャントを導き、その祝祭のパレードはやがて遠くへとフェイドアウトしていく。 Global Communication "Maiden Voyage"のRippertonによるエディットはオリジナルをそう大胆には改変していないが、オリジナルのチルアウト的静けさはふるい落とされている。Global Communicationのクラシック"14:31"のエディットをVillalobosがしばしばプレイしていたことは有名な話だが、"Maiden Voyage"の核にある明るいリフもそれと同様にストレートなサイケデリアを内包している。2つのノートによるベースは途切れたメロディラインの隙間を縫うように這い回り、やがてシルキーなパッドの中からメロディが全貌を現す。張りつめたハイハットがグルーヴを押し進めるいっぽうで、深いピアノがアルペジオとせめぎあっている。
  • Tracklist
      A Paul Simon - Diamonds (Ame Private Edit) B Global Communication - Maiden Voyage (Ripperton Edit)
RA