- Mood Hutの主宰者たちによるチルなヴァイブス
- ほんの数年で、Jack JutsonとLiam Butlerの2人は、カナダのトップDJの一員に挙げられるほどの評価を得るまでになった。その急速な人気の上昇に反して、彼らのDJはファンキーかつゆったりとした、知的であるとも言えるスタイルであり、ニューエイジやアンビエント・サウンドがヴィンテージ・ディスコと自身の土臭いプロダクションと共存した世界観を展開する。この世界観はMood Hutの他の所属アーティストにも共通する点だ。レーベルでありコレクティブでもあるMood Hutはバンクーバーのチャイナタウンで結成され、以降様々なイベント、名義、コラボレーションへと発展していった。しかし多くの注目を集めるようになるも、彼らの謙遜したスタンスは変わらず、出しゃばろうとしない。ネット上で彼らのインタビューを見つけることはできないが(このポッドキャストのためのインタビューも拒否されてしまった)、それは、自分たちのことは全て音楽を通して感じ取って欲しいという考えを持っているからだ。確かに、波打つギター、フルートやブギーなベースラインで溢れたこのミックスを聴けば、彼らの伝えたいことが解るだろう。Cloudface、Hashman Deejay、Aquarian Foundationtらバンクーバーの才能の新曲や未発表曲が詰まった同作は、今最も面白いダンスミュージック・シーンのひとつであるこの地の現状をパッケージしたミックスとしても楽しめる。
TracklistHaley Pearse - Happening Upon a New Place
Paul Horn - Apas (Water)
Maxmillion Dunbar - Calvin & Hobbes
Aquarian Foundation - Untitled I
Ramzi - Monster's Makeup (feat. Bataille Solaire)
Cos/Mes - Poser, Poser
Cloudface - U & Me
Disco Mantra
Pender Street Steppers - Molto Bene
Hashman Deejay - Statues Pf
Pender Street Steppers - Golden Garden
Ttam Renat - Symbols of Infinity
Pender Street Steppers - No Need