- 灼熱のテクノと、その先へ
- AnDの楽曲は、ガバ以降最も冷酷で残忍なサウンドだと言える。躍進的で歪んだテクノを創出するこのマンチェスターの2人組は、グルーヴやファンクといった要素と野性的なエネルギーを組み合わせている現代のUKプロデューサー達の一員であり、2011年にBlack Sun Recordsから出した12インチ「Untitled」は、金属板を溶かすハンダゴテのように熱を帯びた怒濤のキックドラムが彼らのハードなテクノへの追求心を表していた。以来、彼らの音楽はModal Analysis、Brothers、そしてDelsinのオフシュートレーベル、Ann Aimeeといったレーベルにピックアップされ、リリースを重ねるごとに破壊力を増して行った。
RA.398には彼らの同志達の音楽に加え、Regis、Jeff Mills、Robert Hoodといったベテランの過去作品も含んでおり、このハードで高速なアプローチのテクノの魅力が詰まっている。
まずは近況報告をお願いします
スタジオで色々実験を繰り返していたり、面白いギグをやらせてもらったり、Tom Diciccoと一緒に運営しているレーベル、Inner Surface Musicの2014年のプランを立てたりしていた。
ミックスの制作環境を教えてください
このミックスはある金曜の深夜、自分たちのスタジオでAbletonを使って作ったんだ。俺たちのセットや、俺たちが大好きなサウンドを象徴するようなものを選ぶ事に集中した。クラブではアナログでしかプレイしないから、今回のミックスに収録するために時間をかけて古いレコードを録音したりもした。
このミックスのコンセプトを教えてください
コンセプトは、サウンドをとにかく高速で力強いものにすることだった。普段クラブでやっているセットを反映しつつ、色々なスタイルを見せたかった。友人達にもらった未発表の曲や、最近かけている曲、昔からのお気に入りの曲なんかを入れたんだ。
現在のマンチェスターのテクノシーンについてどう思いますか?
マンチェスターのテクノシーンはまだとてもアンダーグラウンドなんだ。テクノを聴いてる人達が沢山いても、全員がクラブに聴きにくる訳ではない。俺たちが好きなサウンドをプッシュしてるイベントはいくつかあって、Adapt、Faktion、Me And You、Bohemian Groveなんかが良い例だ。より実験的なサウンドが聴きたければ、Gesamtkunstwerkのパーティーはとても面白いからオススメだ。
1年以上前のLittle White Earbudsのインタビューにて、あなた達は作品がどんどんハードになっていると語ってました。現在もその姿勢は変わらずですか?
ジャンルを問わず、俺たちはアグレッシヴなサウンドが好きだ。しかしハードなサウンドでも、昔より色々なことを試すことができるようになってきていると感じるね。ハードでインダストリアルでありながら、グルーヴ感やファンクがあるものを作ることは可能なんだ。
今後の予定は?
今度初めてElectric Deluxeからリリースする作品があって、それが出るのがとても楽しみなんだ!90年代にWarpやPlus8からリリースしてた頃からSpeedy Jのファンだったから、彼からリリースの話をもらった時はとても光栄に思ったよ。
TracklistØ - Unien Holvit - Sähkö Recordings
Yves De Mey - Disperse - Semantica
Ancient Methods v Kareem - Da¦êmmerung der Parhelia (Kareem Interpretation) - Fondation Sonore
Monrella - Scat - ZET
Gaja - A2 - Repitch recordings
Sunil Sharpe - Ground Skull Dust - Violet Poison
Raoul Delgado - Unknown - Sheep Records
Vapauteen - You'll Get Used To It - L.I.E.S
British Murder Boys - Be Lie I Am - Counterbalance
Florian Kupfer - This Society - L.I.E.S
Truss - Kymin Lea - Unreleased
Violet Poison - A2 - Repitch Recordings
These Hidden Hands - Khelium (SHXCXCHHCXSH Remix) - Hidden Hundred
Shapednoise - Until Human Voices Wake Us - Opal tapes
Samuel Kerridge - Death Is Upon Us - Downwards
Kangding Ray - Transitional Ballistics - Raster Noton
Sendai - EP2010-4 - Time To Express
Jeff Mills - Enemy Spy Surfaces - Axis
Sleeparchive - 6 - Tresor
Regis - HE/2 - Downwards
Stanislav Tolkachev - Dog Saves Dog - Semantica
Ancient Methods - Kings and Pawns - Ancient Methods
Hexagon - Spectral Analysis - Transcendent
Karlist - Hexagonal - Russian Torrent Versions
Container - Slush - Liberation Technologies
Tinfoil - Foil 1 - Unreleased
Stave - Tower 9 (Isreal Vines Remix) - Trensmat
Surgeon - Midnight Club Tracks Part 1 - Counterbalance
AnD - The Jellyfish - Electric Deluxe
Robert Hood - SH-101 - M Plant
Fausten - Evisceration (Ontal Remix) - Ad Noiseam
Obscurum - Dom - E-COM
Lakker - Night Tears - Unreleased
Four Tet - Kool FM (Container Remix) - Text Records
D Carbone - Asynthetic - Inner Surface Music
Ø - Atomit - Sähkö Recordings
Regis - Allies - Downwards
Inigo Kennedy - VHSK II - Token Records
Umek - Untitled - Expire
T++ - Worn Down - Not On Label
Jeff MIlls - Cloak - Axis
Regis - Adolescence - Downwards
Pete Swanson - Pleasure Averse - Submit
Time machines - 5-Methoxy-N,N-Dimethyl (5-Me0-DMT) - Eskaton
Eomac - Charon - Unreleased
Keith Fullerton Whitman - Generator_3 - Root Strata