英政府がツアーミュージシャンのビザ免除協定に関するEUからの提案を拒否

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  • 90日未満の滞在のビザを免除する提案だったとThe Independentが報じた。
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  • イギリス政府が、欧州連合(EU)からのミュージシャンのツアー時のビザを免除する提案を拒否したと、The Independent紙が報じている。 交渉人に近い関係者がThe Independentに明かしたところによると、イギリスは非EU加盟国とって“標準的な”提案である、ツアーをするプロフェッショナルを対象とした90日間のビザなし滞在に合意しなかったとのこと。これは最近、より厳格な移民規制を導入したイギリスが、EU諸国に同じ取り決めを認めたくないためだという。 「私はこの新たな展開にぞっとしています」とThe Independentに語ったのは、Incorporated Society Of MusiciansのCEOであるDeborah Annettsだ。「政府は、交渉の中でパフォーミング・アーツを保護するためにどのような措置をとったのかを明らかにすべきです。音楽セクターは政府に深く失望しており、何が起こったのか真相を究明したいと思っています」と述べている。 1月1日より、EUのアーティストもそうでないアーティストも、30日以上イギリスに滞在する場合はビザを申請しなければならなくなった上、財政証明とプロモーターからのスポンサーシップレターを提出する必要がある。The Independentは、英政府がイギリスのミュージシャンにも同様の対処を推進したと認識している。 25万人近くがEU圏内でのビザ無し渡航を要求する請願書に署名した後のこの展開は、イギリスの音楽業界にとって打撃となる。もしEU全体としての合意が実現しない場合には、イギリスのミュージシャンのビザ要件を決めるのは各加盟国に委ねられることになる。 Photo credit: Alexander Popov
RA