半野喜弘が映画『雨にゆれる女』で監督デビュー

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    Tue, Apr 14, 2015, 08:44
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  • 音楽家が脚本を手がけた映画が、2016年に公開予定。
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  • パリと東京を拠点とする半野喜弘は、映画音楽からオーケストラ作品、RADIQ名義での活動をはじめとしたエレクトロニックミュージックにいたるまで、幅広く活躍する多才な音楽家だ。1998年のホウ・シャオシャン監督作品『フラワーズ・オブ・シャンハイ』で映画音楽作家として高い評価を受けて以降、これまでに数々の映画音楽を手がける一方、2011年には柿本ケンサクと共同脚本・監督で映画『アグリー』を完成させ、本格的に映画製作をスタート。そして遂に今年、自らオリジナル脚本を手がけ、本格的な映画監督デビューを果たす。 初監督作品となる『雨にゆれる女』は、主演を青木崇高、ヒロインを大野いとが演じるサスペンスフルな男女のストーリーだという。映画を撮ろうとした理由について半野は、「音楽というのはとても抽象的な芸術です。より人間そのもの、物語を描きたいと思った時、それが映画でした」とコメントし、本作については「罪とは何なのか?愛するとは何なのか?という答えなき答えを求めて、人間が匂い立つ、そんな映画にしたいと思います」と意気込みを語っている。 なお、本作はクラウド・ファンディングMotion Galleryにて4月末まで製作費を募集中。『雨にゆれる女』は5月初旬にクランクイン、公開は2016年を予定している。
RA