Jeff Millsが世界初公開のオブジェクト作品を展示

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    Mon, Mar 9, 2015, 09:35
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    Resident Advisor
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  • 『Weapons』と題された一夜限りのエキシビジョンが今月末東京で開催決定。
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  • 3月23日(月)に東京・天王洲アイルの寺田倉庫にて開催される一夜限りのエキシビジョンで、Jeff Millsによる最新オブジェクト作品が世界初公開される。 デトロイトテクノのパイオニアの1人として知られる彼は、近年では各国オーケストラとの共演や、宇宙飛行士 毛利衛とのコラボレーションによる音楽作品『Where Light Ends』(2013年)、Jacqueline Cauxのドキュメンタリーフィルム『Man From Tomorrown』への出演(2014年)など、音楽という枠組みにとらわれない活動を続けている。今月東京で開催される『Weapons: 音楽に関連するアバンギャルドなオブジェクトの小さなしかし強力なエキシビション』では、世界に先駆けてMillsの最新アート作品が公開となる。その作品とは、第二次世界大戦中の1942年にLAで起きたUFO目撃事件Battle of Los Angelesにインスパイアされ、日本人プロダクトデザイナーのススキユウリの協力のもと制作された、かつてないデザインの音楽機材The Visitorだ。更に、50年代のフィルム・ノワールを貴重にしたセッティングとMillsによる音楽を背景に、Battle of Los Angelesに関わるヒステリアと1940年代のイメージを表現したインスタレーションInvestigative Wallsや、Millsが制作した白いアナログ盤(すべて違う内容の音楽が刻まれており、世界に2枚づつしか存在しない)を使用したインスタレーションTomorrow + X、そしてMillsが前述のThe Visitorを使用する時に着用する為、オランダ人デザイナーのユロエン・フォン・トゥイルがデザインしたスーツThe Stranger等が公開される。更に、当日はJeff Mills本人による各オブジェクトの解説やトークショーも企画されているとのことだ。イベントのチケット情報はその他の詳細はこちらをチェックしてみてほしい。また、今回のエキシビジョン開催に当たり、本人は以下のコメントを発表している。
    人間性は好奇心と探究心によって進化してきた。思考と想像が実現する方法を見つけ出したときに不可能は可能になる。つまり夢見ることによって何事も可能になるという理論が私たちの想像力をよりたくましくしてきたと言える。間接的にでも我々に未来の姿を想像させてくれるサイエンス・フィクションはこれからますます評価されることになるのではないだろうか。 ー Jeff Mills
    尚、Millsは前日の3月22日(日)、東京ドームシティにて開催される、日本人バンド相対性理論の自主企画ライブに出演することが決定している。
RA