Published
Fri, Jan 23, 2015, 09:15
- ドイツのシンセメーカーがEurorack用のウェーブテーブル・モジュールなど新製品をNAMMで披露
Waldorf社が今年のNAMM 2015の開催に合わせ新製品を発表した。
音楽機材メーカーが集う毎年恒例の楽器ショー、NAMMは機材オタクにとって夢のようなイベントであり、今年はシンセのスペースの拡大もあり、大いに注目を集めている。23日より開催中の同イベントに合わせて、毎年多くのメーカーが新製品を発表しており、ドイツの名シンセメーカーWaldorfは3種の新製品とプラグイン・バンドルをアナウンした。
中でも注目なのが、WaldorfのEurorackへの初進出となるnw1。ウェーブテーブル・シンセシスで知られる同社らしいウェーブテーブル・シンセであり、接続した音源からウェーブテーブルを作ることができるほか、WaldorfのMicrowaveやWaveのウェーブテーブルも搭載しており、travel speed、position、spectrumなどといったモジュレーション・パラメータを装備している。
残りの2つの新製品はiOS用となる。そのうちのひとつ、NaveはiPadで同社のウェーブテーブル合成を楽しむことを可能にするアプリ。このシンセの最大の特徴は3次元的に表示されるウェーブテーブルを、タッチスクリーンを使ってストレッチ、回転、スペクトラル・シフトなど編集することができる点。更に、スケッチの保存用に4トラックレコーダー機能がついている。そして、もつひとつ今回出展された新製品は、ドラムシンセAttackのiOS版となる。
更に、今回プラグイン・バンドルWaldorf Editionが新しく発表された。PPG Waveのソフトウェアバージョン、Attackのデスクトップ・バージョン、フィルター・プラグインのD-Pole、そしてアップデートされたユーザーインターフェイスなどが同封される。
WaldorfがNAMMで公開している製品は全て今年の第2四半期にリリースする予定。新製品を紹介するビデオも公開されている。