Hectorが、今週末に再来日公演を行う。
メキシコ出身のDJ Hectorは、ロンドンを拠点にベルリンやイビサ、USや南米など、世界各地でギグをこなしている。プロデューサーとしては、これまでにDesolatやTsuba、Mobileeといったレーベルから作品をリリース。また、彼はロンドンのレコードショップPhonicaのスタッフとしての経歴を持つ(現在は退職し、DJ/プロデューサー業に専念しているとのことだ)。本日10月17日(金)表参道ORIGAMIと、18日(土)大阪Circusの2カ所への出演を控えているHectorに、RAがメールでのショートインタビューを行った。あなたとJavier Carballo、Hanfry MartinezのコラボレーションEP「The Daggers」が、今月末Overall Musicよりリリースされますね(ページ下部で試聴可能)。今作のコンセプトと、彼らと仕事をするようになったきっかけを教えて下さい。
このレコードのコンセプトは、僕が過去数年間でJavierとHanfreyのトラックを聴いてきたところから生まれたんだ。ずっと彼らの音楽のファンだったから、Facebookで直接コンタクトを取って、もっとほかの曲を聴かせてほしいと頼んでみた。そこからちょくちょく連絡を取り合うようになったかな。ここ何年かはこまめにやりとりしていて、ある時彼らがスペインでやっているパーティーに呼んでくれたんだ。彼らは僕が家族の一員であるかのように接してくれて、それからはずっと親友のような関係だね。その後、テネリフェにあるHanfreyのスタジオで、みんなでジャムセッションをしたのさ。そうして僕らはコラボレーションするようになったんだ。
過去に何回か東京でプレイしていますが、日本のダンスミュージックシーンに対するあなたの印象はどんなものでしたか?
東京は最高だよ、世界で1番好きな街だ。みんな音楽のことをよく知っているし、WOMBのような、日本のエレクトロニックミュージックシーン全体を牽引するクラブもあるしね。
バッグに入れていつも必ず持ち運んでいるレコードは何かありますか?
あるけど秘密。それがバレたら僕はおしまいだよ!
あなたは以前、あるインタビューで、ヴァイナルとCD、USBでのDJの違いについて話していましたが、今回のツアーではその全てを持ってきていますか?東京と大阪ではどんなセットを披露してくれるのでしょうか?
僕は事前にセットを組んだりしないんだ。いつもフリースタイルでやってる。お客さんやクラブの雰囲気によって変えてるよ。それに、ヴァイナルやUSB、CDとか、そういうのは重要じゃない。大事なのは、僕がその夜にプレイする音楽そのものだ。だから、何をかけるか楽しみにしててね :)