Published
Fri, Sep 5, 2014, 05:05
- 人気機器メーカーが、多数の新製品のほかソフトウェア関連のアップデートをリリース。
Korg社が昨日、新製品のElectribe、Electribe Sampler、Volca Sample、Mini Kaoss Pad 2Sと、ソフト関連製品のアップデートを発表した。
まずは、2003年発売のElectribe MXから約10年の時を経て、Electribeシリーズの最新モデルが登場する。ライブ演奏と楽曲制作という、共にスピードが要求される2つのタスクをこなすミュージックギアが、ハウス/テクノはもちろん、トラップやEDMなど、より幅広いダンスミュージックをカバーできるようになった。また、コード進行が複雑なハウスなどの音楽では欠かせないポリフォニー再生にも新たに対応。更に、進化したステップシーケンサーや、Kaossilatorでお馴染みのTouch Scale機能や、Tektileのトリガーパッドを使った演奏機能、KingKorg直系のフィルターアルゴリズム、Kaoss Padのようにタッチパッドでコントロールできるマスターエフェクトなど、同社の最新技術が詰め込まれている。そして同じくElectribeシリーズより、2003年発売のサンプラーElectribe SXの後継機種となるElectribe Samplerが完成した。自分だけのオリジナルサウンドが使用できるサンプル音源に加え、シンセ・ベースやパッド系の音色に便利なタイプのアナログ・モデリング音源も数種搭載。この新しいElectribe及びElectribe Samperは、いずれも保存したパターンをAbletonのLive形式で出力が可能となっている。
一方、Volcaシリーズの最新機種として登場するのは、デジタルサンプルシーケンサーのVolca Sampleだ。コンパクトなボディに太いアナログと、即興性に優れたシーケンサーを搭載した本機は、最大100個のサンプルサウンドをリアルタイムでエディットしながらシーケンスを組んでいくことで、強力なライブパフォーマンスを可能にする。そしてもう1つの新製品は、Mini Kaoss Pad 2Sだ。手のひらサイズのDJエフェクター、Mini Kaoss Pad 2がサンプラーを搭載して生まれ変わった本機では、お馴染みのタッチパッドでコントロールできるエフェクター機能と、様々な音を取り込んでトリガーできるサンプラー機能の組み合わせで、よりパワフルなDJプレイ/パフォーマンスを実現する。
また、ソフト関連では、Korg Gadget fo iPadの新バージョンSanta Claraがリリースされた。2つの新しいガジェット、BilibaoとAbu Dhabiが追加されたほか、iPadを横向きにしても使えるランドスケープモードに対応した。MIDIコントローラーのTaktileシリーズは、システムがバージョン2.0にアップデートされ、iPadに接続可能となった。そして、KaossilatorのiPhone版、iKaossilatorのバージョン3が登場。Ableton Liveへのエクスポート機能を備えているほか、専用の拡張音源iKaossilator Expansionsの販売も近日スタートする。
新製品の発売時期及び価格については次の通り。Electribeは2014年11月上旬、Electribe Samplerは2015年春に発売予定で、価格は共に¥54,000（税込）。Volca Sampleは、2014年10月下旬に¥18,000（税込）、Mini Kaoss Pad 2Sは、9月中旬にオープンプライス（市場予想価格¥18,000前後）で発売される予定となっている。
各製品の詳しい仕様は、Korgのオフィシャルサイトでチェックしてみてほしい。