Matthew Herbertが『The End Of Silence』を発表

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  • ニューアルバムは、2011年に起きたリビアの空爆を録音した10秒間のサンプルを使用して制作された。
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  • Matthew Herbertが、ニューアルバム『The End Of Silence』を自身のレーベルAccidentalより6月24日にリリースする。 ご存知の通り、Herbertは常にコンセプトを持ってレコーディングする。プレスリリースによると『The End Of Silence』は、2011年、戦場カメラマンSebastian Meyerがリビア空軍による爆撃を受けた際の「10秒間の録音」を使用して制作されたという。「時を止めて、歴史をそのまま残したかったんだ。じっくり聴いて、音の中を彷徨ってみた。今まで実際に爆弾の音なんて聴いたことはなかったのに、どうしてこんなに怖いんだろうと思ったよ」とHerbertは語る。「アラブの春の間行われた、アラブの指導者達による残虐行為のレポート記事とは全く対照的で、この音はありのままの事実を伝えてくれる。ヴァーチャル世界の文字で表されていたことが、直に心に伝わってくるものとして蘇ったんだ。世界のニュースが迅速に、様々な方面で伝えられているのにも関わらず、コンピューターが作り上げてしまう、距離という虚飾の隔たりをぶち破るような存在はなかなか出てこない。この音を聴けば、否が応でも今この時を生きようっていう思いにさせられるよ。」 録音はサンプルとして「バラバラに切り刻まれて」おり、Herbertのバンドメンバーがそれを演奏する。アルバムは3枚組となっており、2012年の6月に、ウェールズの田舎にある倉庫の中で3日間かけて録音されたという。Herbert名義での作品のコンプリート集である『Herbert Complete』の発表から、約3ヶ月後のリリースとなる。尚、現在AccidentalのSoundCloudページで、"Part One"が試聴可能となっている。 Tracklist 01. Part One 02. Part Two 03. Part Three 『The End Of Silence』はAccidentalより、2013年6月24日発売予定。
RA