この話を聞いて、私はかつてRegisことKarl O’connorがポストパンクとインダストリアルをテクノに持ち込んだレーベルDownwardsを思い出したが、実際BlawanとPariahもバーミンガムの誇るRegisやSurgeon、Femaleなどのサウンドを敬愛していることを公言しており、その影響はよりインダストリアル的なトラック、例えば荒々しいサウンドが特徴的な“Clean It Up”などに特に色濃く表れているが、オリジネイターたちの薄汚れた音像や、タイトにコントロールされている凶暴性、そして革新的な方向性などの特徴は彼らの作品全体に見受けることができる。よってSurgeonが彼らのサウンドをサポートしているのも当然の話であり、BlawanとSurgeonにおいてはTrade名義で今月Sheworksから共作もリリースしている。
SurgeonとRegisが2008年以来活動を停止していたBMBを今年再始動させたのは、Percの“A New Brutality”からMPIA3の“Your Orders”に至るまで新しい世代の作品の多くにBMBの得意とする凶悪なブレイクビーツ的サウンドが盛り込まれていることを考えれば、適切なタイミングだったと言えるだろう。しかし、Surgeonsは再結成のタイミングは特に考えていなかったとし、「Regisと再び一緒に曲を作り始めたのは純粋に友情から来るもので、他の要因があった訳じゃない。Regisがこの前言っていて面白いなと思ったんだけど、僕たちがBMBをスタートさせたのはミニマルテクノが勢いに乗っている時だったんだ。当時人気があったサウンドと全く逆のことをやっていたのさ」と振り返っている。