この3レーベルが一堂に会するのはかなりレアな機会だが、彼らは今回のAmsterdam Dance Event(ADE)の一環として、Trouwで大規模なショーケースを開催する。これを踏まえ、我々はRAの新企画RoundtableとしてSerge Verschuur(Clone)、Marsel van der Wielen(Delsin)、そしてChristiaan Macdonald(Rush Hour)を招き、各レーベル、ADE、そしてレコードビジネスの将来について語ってもらった。
From left to right: Serge Verschuur, Clone; Marsel van der Wielen, Delsin; Christiaan Macdonald, Rush Hour
Marsel van der Wielen: 僕の意見は逆だね。僕は大きなプロジェクトが好きなんだ。Rush Hourが僕のディストリビューターだから、僕はアルバムのディストリビューションやお客とのやりとりに関わっていないし。シングルの場合は内容の良いシングルと良いディストリビューターがいれば大丈夫だけど、アルバムの場合はもっと多くの仕事をこなさなければならない。でも、僕はそこが好きなんだ。大きなチャレンジだからね。
Marsel van der Wielen: 『DJ Broadcast』という雑誌があって、これが多分ダンスミュージックでは一番規模が大きいものだろうね。オランダには公営のラジオ局もあって、かなりの聴取者がいるけれど、これは基本的にはドメスティックな番組だ。ただ、オランダ人は全員が英語を話せるし、住んでいるのは小さな国だから、ある意味世界に目を向けている人達と言えるよね。誰もがRAやFactを読んでいる。ファンはTwitterやFacebookもやっているし。
オランダ人はインターナショナルなマインドを持っているということなのでしょうか?
Marsel van der Wielen: 僕たち3人のレーベルはどれもインターナショナルだと思うよ。
Marsel van der Wielen: 僕たち3人がまだ活動できているのは、ローカルを気にしていないからだと思う。僕たちと同時期、つまり90年代中頃に立ち上がったレーベルの多くは、ローカルのクラブシーンだけをターゲットにしていた。これが大きな間違いだったんだ。クラブシーンはレーベルよりも早い周期で変化していたからね。
Marsel van der Wielen: 最初の方で君が言ったと思うけれど、ここ2、3年は状況が落ち着いてきていると思うし、若者が良い音楽とヴァイナルにのめり込んでいる姿を見るのは本当に嬉しいね。彼らはコレクションをしたいわけで、その行為がこの先無くなっていく理由は特に見当たらないな。この先は安定すると思うけれど、確かではないね。2年以内にまた新しいテクノロジーが登場して、シーンを変えてしまうかもしれない。レーベルとしてはそこまで先を見ていないよ。何が起こるかわからないからね。