ここでフェスティバルは「キラースロット」を迎える。昨年はFunctionが担当したこの枠を、今年はPeter Van Hoesenがプレイ。自分のトラックをDJに組み込む「ハイブリッド」なセットで、会場を完全にノックアウトした。本人は勿論、フロアで踊る全員の靴を脱がせるような勢いあるプレイを目指していたはずだが、過剰なペースになることはなく、全体を通じて洗練された雰囲気をキープした。そしてPeterの後は、Outer Spaceが登場。翌日に備えてフロアを見事にリセットした。
翌朝のDasha Rushのプレイは、各アーティストのセットが、フェス全体のパーツなのだということを見事に表現しており、彼女は自分が担当したパートを完ぺきにこなしていた。その彼女の後を引き継いだのは、Fred P。独自のグルーヴでフロアの意識を高めていった。そしてLabyrinthではお馴染みのDonato Dozzyが最後の枠に登場した。昨年度はPeter Van Hoesenが担当したこの枠で、Donatoは時間の長さを全く感じさせないプレイで4時間半に渡ってフロアを掌握。アンコールにはAphex Twinの“Didgeridoo”をプレイし、フロアを熱狂させた。
過去のin picturesでは、毎回RA側から各アーティストにフェスティバルについてのコメントをもらうように要請されており、今回も同じだったのだが、実は全くコメントをもらうことができなかった。正確に言えば、Labyrinthの常連組であるPeter Van HoesenやDonato Dozzy、そして初出演のSvrecaを含め誰もが、どう感じたのかについて正確に言葉にすることができなかったのだ。