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Labyrinth 2012 in Pictures
Labyrinth 2012 in Pictures

9月に日本で開催された、世界からも注目を集める野外フェスティバルの当日の様子を紹介する。

フェスティバルにおいて、タイトルは非常に重要だ。タイトルは、そのフェスティバルのコンセプト、そしてバイブを表す。UnsoundやNachtdigital、Elevateなど他のエレクトロニックミュージックのフェスティバルは、どれも見事なタイトルを冠しているが、Labyrinthもまさにその名の通りの内容だ。

今年で12年目を迎え、その勢いは増すばかりのこのフェスティバルは、東京に拠点を構えるMindgamesによって入口から出口まで細心の注意を払って組まれた迷路と言える。長年に渡り、レビューでは5つ星の評価を連発し、RAの9月のTop 10 festivalsでは、毎年ピックアップされているので、あえて説明は必要ないだろう。Labyrinthはハイクオリティなフェスティバルという一言に尽きる。例えばフェスティバルを5項目のパラメーターグラフで表現するのであれば、このフェスティバルは全ての項目で満点を取ることになる。ブレないコンセプト、美しい景色、適切な会場のレイアウト、ハイクオリティなサウンドシステム、そして素晴らしい音楽。シンプルにまとめられているのだ。

そして今年も例年通りのLabyrinthとなった。2012年はShed、Bee Mask、Petar Dundov、Svreca、Outer Space、Dasha Rushなどが参加。レギュラー組に負けない力強いラインアップだ。その中で、今年のオープニングを飾ったのは、Uwe Schmidtこと、Atom TM名義のアンビエント・バージョン、Atom TM Alpha txtだ。昨年はPink EllnことTobias Freundと組み、どこか面白くもありながら、力強いテクノセットを披露したが、今年はそれとは対照的な内容になった。その後AppleblimとShedのプレイで、会場は急速にヒートアップ。例年通りならば2日から盛り上がるフロアが初日から勢いづいた。










そして素晴らしい2日目を迎えた。テクノファンにとっては夢のようなラインアップは、例年通りMindgamesによって見事にタイムテーブルが組まれており、この日はPetar DundovのDJとライブを楽しむことができた。シンセを多用した、複雑でユニークなマルチレイヤーの音像のライブは特に驚きの内容で、感動して涙を目に浮かべているオーディエンスの姿もあった。その後、誰がブースに登場するかを楽しみにしていた人がいる中、そのバトンを受けて登場したのは、スペインのSvrecaだった。彼のDJセットは、ビートレスでシネマティックなサウンドスケープから始まることで良く知られているが、いきなり4/4の強烈なテクノをプレイし、オーディエンスの期待を良い意味で裏切った。そして彼のミックスを一度でも聴いたことがある人は、彼が真のテクノアーティストであること、そしてそのサウンドは、スタイリッシュで知性溢れるものだということが知っているだろうが、Labyrinthでもその評判通りのプレイを披露。フロアのオーディエンスを満足させ、クライマックスへ繋ぐ大役を果たした。

ここでフェスティバルは「キラースロット」を迎える。昨年はFunctionが担当したこの枠を、今年はPeter Van Hoesenがプレイ。自分のトラックをDJに組み込む「ハイブリッド」なセットで、会場を完全にノックアウトした。本人は勿論、フロアで踊る全員の靴を脱がせるような勢いあるプレイを目指していたはずだが、過剰なペースになることはなく、全体を通じて洗練された雰囲気をキープした。そしてPeterの後は、Outer Spaceが登場。翌日に備えてフロアを見事にリセットした。








翌朝のDasha Rushのプレイは、各アーティストのセットが、フェス全体のパーツなのだということを見事に表現しており、彼女は自分が担当したパートを完ぺきにこなしていた。その彼女の後を引き継いだのは、Fred P。独自のグルーヴでフロアの意識を高めていった。そしてLabyrinthではお馴染みのDonato Dozzyが最後の枠に登場した。昨年度はPeter Van Hoesenが担当したこの枠で、Donatoは時間の長さを全く感じさせないプレイで4時間半に渡ってフロアを掌握。アンコールにはAphex Twinの“Didgeridoo”をプレイし、フロアを熱狂させた。

過去のin picturesでは、毎回RA側から各アーティストにフェスティバルについてのコメントをもらうように要請されており、今回も同じだったのだが、実は全くコメントをもらうことができなかった。正確に言えば、Labyrinthの常連組であるPeter Van HoesenやDonato Dozzy、そして初出演のSvrecaを含め誰もが、どう感じたのかについて正確に言葉にすることができなかったのだ。

言い表せない彼らの気持ちは理解できる。ということで、是非写真で確認してもらいたい。




Words / Mark Jarnes
Translation / Tokuto Denda
Published / Monday, 15 October 2012

Photo credits /
Kaz


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