Jimmy Edgarは突拍子もないことを言う人物だ。作品ではかなり卑猥な内容について歌っているが、1人の人間としては非常に深い内容を話す。アーティストとしての自分と個人としての自分を分けているのかどうかは私には分からない。Edgarのアーティストとしての活動は非常に長く、バイオグラフィーでは「10歳からエレクトロニックミュージックに触れ始め、15歳からレイブでパフォーマンスを開始した」と書かれており、その早熟な才能は2004年にWarp Recordsと契約することで本格的にスタートした。そしてエレクトロに影響を受けたシンセポップで描かれる彼の世界観は、“I Wanna Be Your STD”や“Heart Beat Sexual”などのトラックで世界中へ広まっていった。
このような作品は、若くしてJack KerouacやBauhausに大きな影響を受けたEdgarの混沌とした人生の産物と言えるものだったが、2012年に変化が訪れた。ドラッグを断ち、瞑想をはじめ、クリーンになった彼は、“Sex Drive”や“In Deep”といったトラックをリリースした。変化していない部分も勿論ある。しかしTauron Nowa Muzyka festivalへの出演を控えた今回のインタビューで、彼の制作プロセス、そして人生についての考え方も大きく変化したことが明らかになった。ベルリンの明るい空の下で、Edgarは自分が手に入れた「現実」について満足していること、そしてテキーラ醸造所のメキシコ人少女などについて延々と語った。